♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ノア <約束の虹> / 関根弘興

2025年01月24日 | Weblog

2024/09/13放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。

 今、創世記に出てくるノアの箱舟の出来事からご一緒に人生を考えています。

 大きな大きな箱舟によって大洪水から免れたノアたちは、洪水後、まず神様に礼拝を捧げ、神様への感謝と祈りを捧げて新たな人生を出発していきました。

 神様はそんなノアたちに大切な約束を与えてくださいました。それは、大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない、という約束でした。

 ノアたちにとって大洪水による約1年間は、日常生活が出来なくなってしまう異常事態の極みのような時でした。しかし神様は、「これからは、種蒔く時も、刈り入れの時も、暑さも寒さも、夏も冬も、昼も夜もやむことはない。」と約束してくださいました。
 自然のサイクルの中で様々な穀物が育ち、産物が実るわけですが、そうした自然のサイクルの中に神様の約束を見ることが出来るんですよ、ということですね。
 もちろん地域的な洪水や氾濫は季節ごとにやってきます。
 しかしそれは季節の巡りであって、裁きのしるしではない、というのです。
 また時々起こる自然の災害自体も決して神様の裁きの手段ではないのですよと、教えているのです。

 するとノアたちは、雲の中に何を見たのでしょう。七色に輝く虹を見たのです。神様はその虹はわたしが約束したことのしるしとなるのです、と言われました。
 虹というのは、雨が上がり光が差し込むときに現れますね。つまり、嵐の後の平和と安息の象徴です。
 神様は、「わたしを信頼し歩んでいきなさい。人生に大きな困難が襲ってきても、必ず雨はやみ、光が差し込み、平和が、憩いが、安息が訪れる」という希望の約束のしるしとして、虹を見せてくださったのです。
 虹は、私たちが決して失望に終わることのない約束の象徴です。

 そして今私たちは、イエス・キリストご自身が私たちの人生の光となり、暗闇を照らすまことの光となって来てくださっているのだということを知っています。
 私たちは空に虹を見るとき、この自然界に働かれている神様の恵みを思い起こします。
 また私たちの人生においても、暗闇の中にキリストの愛と癒やしの光が差し込み、平安の虹を見せてくださるのです。
 だからいつも、希望を告白し歩んでいきたいですね。


 ( PBA制作「世の光」 2024.9.13放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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