♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ノア <暴虐の時代> / 関根弘興

2025年01月22日 | Weblog

2024/09/11放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 
 旧約聖書の創世記を今読んでいます。あなたはノアの箱舟の話をご存知ですか? ノアが生きた時代は、人々はただ自分の欲望のままに生き、地は暴虐で満ち、神様を信頼し生きていこうなど誰も考えようともしない、そんな時代でした。
 神様はそんな人々の姿をご覧になって心を痛められました。なぜなら、このままの状態が続くなら、結果的に人は自らを滅ぼしてしまうからです。

 そんな混沌とした時代に、ノアは神とともに歩んだ人として聖書に紹介されています。
 ノアは、混乱と暴虐に満ちた時代の中にあって、愛と真実の神様に拠り頼まなければ生きていけないと強く感じていたのでしょう。
 神様はそんなノアにこう命じられました。
 「地は、暴虐で満ちている。だから、わたしは彼らを滅ぼそうとしている。あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。」(創世記6章13、14節参照)
 つまり、大洪水がこれから来るので箱舟を造りそこに乗れば、ノアと家族は滅びから救われると言われたのです。

 でもノアは船を造る専門技術など持っていなかったと思います。神様からの指示を受け、内部が三階建てのまるでタンカーみたいな舟を作りはじめたのです。
 もちろんこの大事業は家族の協力が不可欠でした。家族総出で造っていくわけですね。それも長い年月をかけて作っていくのです。

 考えてみてください、あなたが家族の一員だったら、「お父さんは神様の命令だっていうけど勝手に思い込んでるだけじゃないですか?」「こんな大きな船を造って無駄でしょう」 ま、長い間、大変な苦労をしてですねえ箱舟を造っていくうちには反発や疑いを抱くこともあったでしょう。また周りの人たちはノアをあざ笑い、変わり者としか見ていませんでした。

 しかしそれでもノアは箱舟を作り続け、嘲る人々に神様の警告を伝え、自らの救いを考えるようにと訴え続けたはずです。
 しかし人々はまったく聞く耳を持ちませんでした。

 救いのために備えられている船があるなら、そこに乗り込むことは決して難しいことではありませんよね。
 聖書には、「今日、もしみ声を聞くなら、心を頑なにしてはなりません。」(ヘブル人への手紙3章15節参照)と書かれています。

 ご存知ですか? あなたのために用意されている永遠の救いの船があるということを。それは救い主イエス・キリストです。 聖書は「主イエスを信じなさい。そうすれば、救われます。」(使徒の働き16章31節参照)とはっきりと約束されているのですから。

 

 ( PBA制作「世の光」 2024.9.11放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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