♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■家内安全でなくても / 黒木昭江

2025年01月11日 | Weblog

2025/1/4 放送

 「世の光」の時間です。今週は名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしてきました。

 さて、新年の初詣では多くの人が、商売繁盛、無病息災、家内安全を祈ります。三つ目の「家内安全」とは、家族の幸せ、子孫の発展を願うことばです。でも、幸せを願える家族がいる、ただそれだけで、もうすでに祝福だと言えるのではないでしょうか。

 家族の単位は様々でしょう。夫婦だけ。親と子ども。三世帯や親族も含むビッグファミリーもあるかもしれません。

 聖書は言います。旧約聖書伝道者の書4章9、10節

 「二人は一人よりもまさっている。二人の労苦には、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるときには、一人がその仲間を起こす。」

 二人は家族の最低単位です。皆さんの家族を考える時には、「二人」のところをご家族の数に置き換えてみてください。

 この箇所はこんなふうに閉じられます。12節

 「一人なら打ち負かされても、二人なら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。」 

 不思議な締めのことばです。ずうっと、「二人なら」と繰り返してきたのに、最後には「三つ撚りの糸」と数字が一つ増えています。増えたのはそこに神様がいるからです。
 家族は素晴らしいものですが、同時に弱さも抱えています。苦難もあります。しかしその家庭に神様を迎えるなら、試練の中でも糸が切れてしまうようなことはない。
 そして、素晴らしい家族であっても子どもが巣立ち、夫婦もいつか別れの日を迎えることになります。三つ撚りの糸の一人がいなくなったとしても、神様はそこに必ず留まって、あなたが人生を閉じるその日までずっと一緒にいてくださいます。そして、二人は一人よりもまさっているという人生はずうっと続いていくのです。

 そう言う私も一人暮らしです。でも神様がいっつも一緒にいて、倒れるときにも起こしてくださいます。そして、神様と二人なので試練にも立ち向かっていけるのです。

 明日は日曜日です。ぜひお近くの教会へお越しください。


 ( PBA制作「世の光」 2025.1.4放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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