2025/1/3放送
「世の光」の時間です。今週は名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
さて、新年の初詣では多くの人が商売繁盛、無病息災、家内安全を祈ります。私も皆様の上に無病息災、今年一年病気と無縁で元気に過ごせますように、とお祈りいたします。
けれどもイエス・キリストのことばにも耳を傾けてみましょう。キリストはこんなことをおっしゃいました。マタイの福音書10章29節から31節。
「二羽の雀は1アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません。あなたがたの髪の毛さえも、すべて数えられています。ですから恐れてはいけません。あなたがたは多くの雀よりも価値があるのです。」
聖書の舞台であるユダヤでは雀は二羽1セットで売られていました。一羽では商品にならない価値のないものと思われていたのです。
でもキリストは言います。そんな雀だって、いつどんな状況で死ぬのかを神様がちゃんと考えていてくださる。ましてや私たち人間は、神様の前に雀よりもずっと価値のある存在。だから病に罹るのも、その病気が治るのも、あるいは人生を閉じる時、その状況のすべてを神様が考えていてくださる。だから心配するな、病気や死を恐れる必要はない、とおっしゃったのです。
むしろキリストは、からだのことより魂のことに心を配りなさい、とおっしゃいます。形あるものがいつか必ず壊れるように、私たちの身体は永遠ではありません。すべての人はいつか死ぬことが定められています。しかし、魂が神様と結びついているなら、死は絶望ではなくなります。
魂を神様と結びつけてくれるもの、それは神のことばである聖書です。
ぜひ、今年の抱負の一つに、聖書を読み始めること、日々続けて聖書を読むことを追加していただけたらと思います。
そして、ぜひお近くのキリスト教会にもお出かけください。
( PBA制作「世の光」 2025.1.3放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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