♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■一年の感謝を数える / 黒木昭江

2025年01月06日 | Weblog

2024/12/30 放送

 「世の光」の時間です。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。
 
 今年も残すところあと二日。歳を取れば取るほど時の流れを速く感じます。一年、あっという間だったなぁと感じますが、皆様はいかがでしょうか。こうして一年が過ぎ、また来年も過ぎてゆく。年末は特に一生の短さを思わされます。

 聖書はこんなふうに語ります。

  「人、その一生は草のよう。人は咲く。野の花のように。
   風がそこを過ぎると、それはもはやない。」 (詩篇103篇15-16節)

 聖書は人の一生の儚(はかな)さをこのように述べます。

 でもそれで終わりではありません。続きは、こう記されています。

 「しかし 主の恵みは とこしえからとこしえまで 主を恐れる者の上にあり」 (詩篇103篇17節)


 「主」とはキリスト教の神様のことです。人生は短いとしても、神様の恵みは、神様を大切にする一人一人の生涯に満ち溢れている、というのです。

 この聖書のことばは旧約聖書 詩篇103篇という箇所に書かれています。詩篇103篇はこんなことばで始まります。

 「わがたましいよ 主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。わがたましいよ 主をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」

 自分の魂に向かって、神様があなたに良いことをしてくださっている、それを忘れるな! と語りかけているのです。

 キリスト教会で昔からよく歌われる讃美歌に「望みも消え行くまでに」という歌があります。こんな歌詞です。

 「望みも消え行くまでに 世の嵐に悩むとき 数えてみよ主の恵み 汝が心は安きを得ん」

 希望が見えなくなるほど悩むときには、逆に神様の恵みを数えてみよう、そしたらあなたの心は平安になるよ、と歌っています。

 この一年、もしかしたら苦労の多い日々だったかもしれません。でも、年末の大掃除と共に魂の整理もしてみませんか? 今年を振り返り、感謝なことを探してそれを数え、平安な思いで新しい年をお迎えください。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.30放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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