2023/7/27放送
「世の光」の時間です。今週のメッセージを担当します、お茶の水聖書学院の教師で、日本キリスト合同教会の大井満です。
あるとき孫を連れてショッピングセンターに行きました。孫と遊んでいると、目の前を3歳くらいの男の子が一人で「ママ、ママ!」と泣きながら通り過ぎていくではありませんか。私は孫を妻に託し、その子を追いかけながら近くの店員さんに声をかけました。「男の子が泣きながらお母さんを探しているみたいです」 自分で男の子に声をかけなかったのは、私が不審者に間違えられないためでもありましたが、一刻も早くお母さんが見つかるようにと考えての判断でした。孫のところに戻って遊んでいると、店内放送でお母さんに呼びかけるアナウンスが聞こえました。しばらくして店員さんが私のところに来られて、「お母さんが見つかりました」と報告してくださり、安心しました。
迷子の男の子にとって、お母さんは自分を見守ってくれるとても大きな存在ですが、あなたにはそういう存在がありますか?
聖書の詩篇121篇5節にこう書かれています。
「主はあなたを守る方。主はあなたの右手をおおう陰。」
この詩は神様を礼拝するためにエルサレムへ向かう人々がその旅の途上で歌ったものだと言われています。困難な旅が続いたことでしょう。「右手」とは「右側」を表すことばで、「全身」を意味しています。「主」とは神様のことですから、神様があなたのすべてを守ってくださると歌います。
また、イスラエル地方の荒野と呼ばれるところでの日中の暑さと夜間の寒さはとても厳しいのです。
6節にはこのようにあります。
「昼も 日があなたを打つことはなく 夜も 月があなたを打つことはない。」
昼も夜も、この厳しい旅の間いつも、神様はあなたを守ってくださる。そのようにお互いに歌い交わしながら、旅を続けていたのでしょう。
ひょっとしたら今、あなたは孤独の中にいらっしゃるかもしれません。寂しくて眠れない一夜を過ごされたかもしれません。でも聖書の神様はあなたを見守ってくださり、あなたのすべてを守ってくださっています。
( PBA制作「世の光」 2023.7.27でのお話しより )
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