2022/7/16放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を5章まで読み進めてきました。中風の病気の人に、イエス様は「あなたの罪は赦されました」と言われました。
このことばがその場所にいた律法学者から問題とされるなどイエス様は知っておられたでしょう。罪の赦しの宣言をすると、律法学者やパリサイ人が反応し、理屈を込め、言いがかりをつけることなど分かっておられたはずです。
しかし、イエス様にとっては関係がなかったんです。病気の友だちを連れてくる4人の友情を見て、また、その友情を信頼して人前に吊り降ろされてきた彼を見て、イエス様は律法学者、パリサイ人の目を気にしてことばを選ぶことなどありませんでした。何よりかけてあげたいことば(は)、「あなたの病を癒やされた」ということではなかった。その信仰の告白に罪の赦しを宣言してあげたいと願われたんです。
なぜなら、病気はお医者さんも直せるかもしれません。しかし、「あなたの罪は赦された」と言うことのできるのは、まさに神の子イエス様だけです。イエス様こそまさに唯一、罪の赦しを宣言することのできるお方です。そして、この罪の赦しの宣言をするために、イエスは地上に来られたんです。
人間は罪人です。誰一人、誰かの罪の赦しを宣言することなどできません。しかし、人間の限界を超えて、神と人を隔てている天井を打ち破って、イエス・キリストは今あなたの罪の赦しの宣言をしてくださる。目には見えませんが、このラジオをお聞きのあなたの目の前にイエス様はいてくださいます。イエス様は、天井知らずの愛をもってあなたに伝えたいことがある。癒しを求めて来る人々に聞いてもらいたい。それは、「自分がこの地上に来た目的は『友よ、あなたの罪は赦されました』という赦しの宣言をするために私は来たんだ」とおっしゃる。
病気を治すだけが人生の問題の解決でありません。病の癒しで終わってはいけない。「友よ、あなたの罪は赦されました」 このことばを聞くために私たちはキリスト教会に行くのです。「大丈夫。あなたはまた新しく挑戦していくことができる。諦めなくて良い。わたしがともにいるから。」
一週間の間で出来た薄い土のような壁を打ち壊して私たちはイエス様の一番前に進み出ましょう。そして、イエス様の声を聞いて一週間を始めていきたいと思います。
( PBA制作「世の光」 2022.7.16放送でのお話しより )
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