♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■恵みと信仰/関根弘興

2015年11月23日 | Weblog
2015/11/23放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今日も新約聖書の中のパウロが記したエペソ人への手紙の中にある言葉を紹介しながらお話いたしましょう。

 エペソ人への手紙2章4節(、5節)

 「 しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、----あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。---- 

 神様は私たちのためにイエス・キリストを通して素晴らしい救い、つまり罪の赦しと永遠の命が与えられ生きていける道を備えてくださいました。

 それでは私たちはその救いをどのようにして自分のものとして受け取ることができるのでしょう。パウロは、「あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。」と記しています。
 
 恵みとは一体何でしょう。恵みとは、それは本来ふさわしくない者に与えられる一方的な愛のわざなんですねえ。私たちの心の奥隅の罪の赦しも永遠の命も、自分の努力や力では得ることなどできません。一方的な恵みによると聖書は教えます。

 「恵み」ということを別の表現で言い換えるならば「贈り物」つまり神様からのプレゼントということも言えますね。本来私たちは神様から永遠の救いという素晴らしいプレゼントをいただく資格などありません。でも神様は信じる一人一人に与えてくださると約束されているんです。

 みなさん例えば私が「あなたにプレゼントします」と何かを差し出したら、あなたはどうしますか? 「ありがとうございます」と言って手を差し出してそのプレゼントを受け取るのではないでしょうか。実は聖書が教える信仰とは、プレゼントが差し出された時、「はい、ありがとうございます」と、そのプレゼントを感謝して受け取る行為そのものなんです。ですからパウロは、「あなたがたは恵みにより信仰によって救われたのです」とも記しています。つまり本来ふさわしくない者に与えられる一方的な神様の愛のわざである恵みのプレゼントを「はい、ありがとうございます」と心から受け取ることによって人は救われるのですよ、とパウロは教えているんです。それは決して努力や修行やあなたの頑張りではなくて、ありがとうございますと感謝を持って心の手を差し伸べて受け取ることから始まっていくんですね。



 (PBA制作「世の光」2015.11.23放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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