♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■食べるに良く / 板倉邦雄

2011年07月27日 | Weblog
2011/7/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「食べるに良く」という題でお話しましょう。女性エバは悪魔の誘惑を受けました。神様のことばを疑いました。神様への不信が心に広がったのです。今日は誘惑の結果をお話しましょう。旧約聖書の創世記3章の続きです。

 まず第一に女性エバは「その木を見た」とあります。悪魔の誘惑は私たちを「見る」だけの人生へ駆り立てるのです。「見える」だけがすべてになるのです。「絶対」になっ行くのです。見えないものに目を注ぐことができないのです。聞く耳を持たなくなるのです。聞く耳がなければ信仰も生まれないのです。「信仰は聞くことから始まる」と聖書は言っていますね。 

 次に女性が木を見ると、その実は「食べるのに良く思われた」とあります。次に悪魔の誘惑は私たちをパンだけの人生へと駆り立てるのです。食べて飲んで寝る。仕事も食べるために働く。そして死んでゆくのです。それはちょっと人間としてむなしい。私達はパンだけで生きてゆけない存在です。イエス様は言われました。「人はパンだけで生きるものではなく、神のことばによって生きるものである。」マタイの福音書の4章4節です。

 さらに女性は「目には麗しく」思われたのです。美しいという文字は羊の下に大と書きますねえ。この文字の原意は大きな羊を神様に捧げることから派生したことばです。神様に捧げる美しさを女性エバは自分の目に捧げてしまったのです。まさに目の欲・自分の美だけを追求するようになっていくのです。

 最後に女性エバは「賢くなるには好ましく」思えたとあります。あれを食べたら、あれを飲んだら、美しくなれる。それだけじゃなく、何でも良く分って人よりも賢くなれると思えてきたのです。もう矢も盾もたまらなくなり、とうとう木の実をもいで食べてしまいました。そして側にいた夫アダムにも分けてやり、一緒に食べたというのです。

 この時から夫と妻は逆転しました。夫は妻に従うようになり妻は夫に従わなくなったようです。ですから聖書はこう勧めます。「妻よ、夫に従いなさい。夫よ、妻を愛しなさい。」エペソ人への手紙5章にはあります。

  ( PBA制作「世の光」2011.7.27放送でのお話より )


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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

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