♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■赦せる人になる / 福井 誠

2011年07月14日 | Weblog
2011/7/14放送
  

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「赦せる者になる」です。それではマタイの福音書6章12節から読んでみましょう。

 「私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。

 どんな人にも人を赦せないと思う時にはそれ相当の理由があるものでしょう。あの人はこういうことを言った、ゆるせない。あの人はこういうことをした、ゆるせない。そういうものではないでしょうか。

 しかし赦せない状況がありながらも赦せる者になるというのが実は聖書の教えるところなのです。イエスは私たちにそのような生き方の模範を示しています。確かにイエスこそ赦せない者を赦した人、乗り越えた人でしょう。

 キリストの十字架はどのようなものであったか私たちはよく思い起こす必要があります。イエスがかけられた裁判は不当なものでした。偽りの証人が立てられ、正規の裁判手続きはことごとく無視され、イエスが自分を弁明する機会は与えられませんでした。えん罪で刑が確定するとイエスはさんざん恥ずかしめられ、あわれみのない鞭を加えられ十字架の極刑へと引き渡されるのです。何ともイエスの十字架は人間の悪意が凝縮された心痛い出来事です。自分がそうされたら耐えられるだろうか。決してできないだろうと誰もが思うような出来事ですね。

 しかしイエスはそのような状況で十字架の上から「父よ、彼らをお赦しください」と十字架につけた人々の赦しを願いました。イエスが私たちに示されたのは乗り越え難きを乗り越える愛、敵をも赦す愛です。

 私たちには真似のできないことかもしれません。しかし実は私たちが本当にこのキリストの愛のすばらしさが分るのは、私たちも同じような経験をした時なのです。キリストがそうされたように乗り越え難きを乗り越えようとするときにイエス様の愛のすばらしさが深く知らされるのですね。

 イエス様のこの赦しの深さを本当に理解して、そして人を赦しましたと言えるようになって行きたいものですね。 

  ( PBA制作「世の光」2011.7.14放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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