ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

米バーガー売上高、ウエンディーズが2位浮上 11年調査

2012-03-22 08:47:20 | Weblog
米バーガー売上高、ウエンディーズが2位浮上 11年調査  2012年3月20日 日経
 米食品市場調査会社のテクノミックスによると、米ハンバーガーチェーンの11年の売上高調査でウエンディーズが約85億ドルとバーガー・キングの約84億ドルを僅差で抜き、前年の3位から2位に浮上した。1972年にテクノミックが市場調査を開始して以来バーガー・キングは2位の座を維持していた。
 首位はマクドナルドで売上高は342億ドルと突出した規模だった。テクノミックの調査はフランチャイズ加盟店舗と会社直営店からの売上高を合計したもので、各社が売上高に含めるフランチャイズ店からの加盟手数料は含まれていない。




 ハンバーガーの本家 米国で342億ドルの売り上げを誇るマクドナルドに続く2位の座のランキング争いが激化。11年度はウェンディーズが約85億ドルと同約84億円のバーガー・キングを僅差で追い抜きました。

 日本では、90年代前半にマクドナルドがサンキューセット(390円のセットメニュー)を出せばロッテリアがサンパチトリオ(380円のセットメニュー)で対抗するなど、かっては二大勢力にモスバーガー他数社が追従する状態(今の牛丼業界の勢力争いに似た構図です)だったものの、ロッテリアが急激な業績悪化の影響で規模を縮小し、モスバーガーは比較的高価格の独自路線を歩むことで距離を置くように。
 森永が展開していたラブは2001年に撤退。ファーストキッチンは関東・関西の都心部特化路線でかろうじて生き残り、ドムドムはダイエー等の商業施設のフードコートを中心に展開するも、そのダイエーの経営不振の影響でやはり伸び悩み。
 米国勢は、ウェンディーズがダイエーやゼンショーグループとしてFC展開するも、そのゼンショーグループとの提携解消で2009年末で一旦撤退して、2011年末に今度は米国「ドミノ・ピザ」を日本市場に定着させた株式会社ヒガ・インダストリーズと提携して再進出。
 バーガー・キングは西武グループからロッテリアの韓国法人に売却されやはり都心部を中心に細々と展開しているものの、完全なマクドナルドの1人勝ち状態なわけですが、もし日本のハンバーガー業界の王者となったマクドナルドを脅かす存在が出てくるとしたら、やはりこの米2社と提携しているFC会社あたりから出てくるでしょうか…。
 ハンバーガーが食べたくなってもマクドナルドしか選択肢がないというのも、一消費者としてはあまり面白くありませんし、ライバル候補出現という意味でも、海を隔てた米国本土の2位争いは目が離せないと思います。


コメントを投稿