米ワデル・アンド・リード、6日の株式急落時に先物大量売却 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869622920100514
6日の米株式市場急落時に、米資産運用会社のワデル・アンド・リード・フィナンシャルが株式指数先物に絡む大口の売りを出していたことが、ロイターが入手した文書で分かった。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)を傘下に持つCMEグループの内部文書によると、ワデルは相場が急落していた20分間にCMEのGLOBEX取引プラットフォームで取引される「Eミニ」を大量に売却した。
この間に84万2514枚のEミニの取引があった。ワデルの売却数は明らかにされていないが、この20分間を含む午後2─3時に同社は7万5000枚のEミニを売却しており、規制当局や取引所当局者の関心を集めている。文書は「一見すると特異な動きのようだ」としている。
このEミニの売却が株価にどのような影響を与えたかは明らかになっていない。ただ、現物市場に先立って先物市場が急落したことから、規制当局は先物取引を詳しく調査している。
同文書では、株価の大幅下落とその後の回復時にEミニを積極的に取引していた金融機関として、ジャンプ・トレーディング、ゴールドマン・サックス、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ、JPモルガン・チェース、シタデル・グループの名前も挙げられている。
ワデルはロイターの取材には答えなかったが、声明を発表し「ほかの多くの市場参加者と同様にワデル・アンド・リードも5月6日の市場動向によりマイナスの影響を受けた」と述べた。
「投資家を下振れリスクから保護する」ために同社はしばしば先物取引を行っているとし、6日も通常の業務の一貫して株式指数先物の取引をしたと説明した。
米商品先物取引委員会(CFTC) はコメントを避けた。
CMEの広報担当者は文書についてコメントしなかったが、顧客の投資活動について協議しないと述べた。広報担当のアラン・ショーンバーグ氏は「CMEのGLOBEX取引プラットフォームを利用する顧客による不適切な取引や誤った取引の証拠はない」とした。
ワデルの株価は5.3%安の32.25ドルで引けた。
4月米鉱工業生産は予想上回る+0.8%、設備稼働率は08年11月以来の高水準 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869598720100514
米連邦準備理事会(FRB)が14日発表した4月の鉱工業生産指数は、前月から0.8%上昇した。
ロイターがまとめた予想の0.6%の上昇を上回り、製造業部門が米経済回復をけん引していることを裏付けた。
設備稼働率は73.7%と、2008年11月以来の高水準となった。ただ、長期平均からは6.9%ポイント低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを裏付けた。
4月の米小売売上高は7カ月連続増、自動車関連が予想外のプラス 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15322720100514
米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比0.4%増と7カ月連続で増加、市場予想の0.2%増を上回り、個人消費に対する慎重ながらも楽観的な見方を後押しした。自動車関連が予想外に増加した。
前年同月比では8.8%増。前月分は当初の1.9%増から2.1%増に修正された。
ハリス・フィナンシャル・グループのジェームズ・コックス氏は「消費支出の改善を示す指標が新たに加わった」と述べた。
自動車・部品の売上高は前月比0.5%増と予想外に増加。4月の米自動車販売台数は、全体として販売奨励策がやや縮小されたことを受けて、前月比で約8%減少したこともあり、アナリストの間では今回、売上高の減少が見込まれていた。
自動車を除いた売上高は同0.4%増で予想と一致した。
自動車やガソリン、建設資材を除いた売上高は0.2%減。
衣料・装身具は1%減。イースターが早めだったことや天候が温暖だったことを背景に、前月は2.6%増加していた。
3月の米企業在庫は前月比0.4%増、8カ月ぶりの高水準 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869589520100514
米商務省が14日発表した3月の企業在庫・売上高統計によると、企業在庫が前月比0.4%増の1兆3300億ドルとなり、過去8カ月で最も高い水準となった。需要拡大に対応して企業が在庫を積み増しを進めた。
2月の増加率は0.5%と、前回発表と変わらなかった。3月の増加率はロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
企業売上は2.3%増の1兆0700億ドルとなり、2008年10月以来の水準となった。2月は0.6%の増加となり、前回発表の0.3%増から上方修正された。
対売上高在庫比率は1.24と、2月の1.27から低下し、2006年1月の過去最低水準に並んだ。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は73.3に上昇、前月72.2 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869562320100514
ロイター/ミシガン大学の調査した米消費者調査・速報値は以下のとおり。 エコノミスト予想は73.5だった。
米週間景気先行指数が4週間ぶり低水準、今後数カ月の回復ペース鈍化示唆 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869580320100514
米景気循環調査研究所(ECRI)が14日発表した7日終了週の景気先行指数は132.0と前週の134.7から低下し、4週間ぶりの低水準をつけた。
また、同指数を年率換算した伸びは12.2%と、前週の12.7%から低下し、2009年7月31日終了週以来40週間ぶりの低水準となった。
ECRIのマネージング・ディレクター、Lakshman Achuthan氏は「週間景気先行指数の年率換算での伸びが40週間ぶりの水準に落ち込んだことを受け、今後数カ月の全般的な景気回復ペースが減速することが見込まれる」と語った。
欧州ソブリン危機で米国は緩和継続必要 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869621720100514
米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は14日、欧州の債務問題により米国で長期間金利を低水準に据え置く必要性が強まったとの認識を示した。
同総裁は当地でのイベントに出席し質疑応答で「世界的な状況に伴うリスクにより、これまでの予想よりも明らかに事態が若干一段と不透明になった」とし「従って緩和が今後も重要との自分の判断に自信を深めている」と語った。
欧州の緊縮財政措置が米経済に及ぼす影響に関する質問には「世界の需要に影響するため、米国の純輸出にも影響が出るだろう。米国のエクスポージャーはごくわずかか、さほど多くないのではないか」と話した。
欧州連合(EU)による緊急支援措置について「積極的で力強く、うまくいけば効果的な措置だ」と述べ、ギリシャやポルトガルに財政を立て直す十分な時間的猶予を与えたとの見方を示した。
エバンズ総裁は、今年の米国内総生産(GDPの)の伸び率がプラス3.5%となり、失業率は高止まりする公算が大きいとの見通しを示した。
さらに、低いインフレ率や銀行の厳格な与信状況により、FRBは当面、非常に緩和的な政策を続けることができると述べた。
14日のNY株式市場が1%半~2%近く下落したことは既にお伝えしましたが、14日の米国株式市場は、欧州株式市場の大幅下落もさながら、米上院がクレジットカードとデビッドカードの手数料を制限することを承認したことから、国際クレジット株が大幅安となり、ビザは前日比8ドル47セント安い77ドル26セントで終了し9.88%安!!! マスターカードも前日比19ドル86セント安い212ドル45セントで終了し8.55%安!!! となり、S&P金融株指数も2.7%の大幅下落。
他、高級百貨店ノードストロームやJCペニーなど一部小売企業の弱い業績見通しを示したことから、個人消費の回復ペースについて懐疑的な見方が強まったようで、ノードストロームは前日比1ドル53セント安い39ドル76セントで終了し3.71%安、JCペニーも前日比63セント安い27ドル54セントで終了し2.24%安となりました。
また、6日の株式急落時に先物を大量売却したと指摘された米資産運用会社のワデル・アンド・リード・フィナンシャルも、前日比1ドル81セント安い32ドル25セントで終了し、5.31%安。こちらも政府の動向次第では、更なる株価の急変動も十分ありそうです。
某株式ストラジストいわく、米経済が欧州の不振を補うとの見方は今週後退したと指摘すると共に「国内総生産(GDP)を構成する消費、投資、政府部門、貿易のうち3つが打撃を受けた」とのことですが、消費部門の不振がまるで遡るかのごとく卸、そして製造部門にも逆流していくのは、まさに今の日本が長期的に陥っている構図。
週明けの日本株式市場は、為替相場が円安に進む可能性が高く、また好決算を打ち出す個別銘柄が物色されるのではないかという見方が強いようですが、欧米の動向次第ではどう転ぶか全く予想がつかないだけに、欧米の動向 そして週明けの日経平均がどう動くのか注目されそうです。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869622920100514
6日の米株式市場急落時に、米資産運用会社のワデル・アンド・リード・フィナンシャルが株式指数先物に絡む大口の売りを出していたことが、ロイターが入手した文書で分かった。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)を傘下に持つCMEグループの内部文書によると、ワデルは相場が急落していた20分間にCMEのGLOBEX取引プラットフォームで取引される「Eミニ」を大量に売却した。
この間に84万2514枚のEミニの取引があった。ワデルの売却数は明らかにされていないが、この20分間を含む午後2─3時に同社は7万5000枚のEミニを売却しており、規制当局や取引所当局者の関心を集めている。文書は「一見すると特異な動きのようだ」としている。
このEミニの売却が株価にどのような影響を与えたかは明らかになっていない。ただ、現物市場に先立って先物市場が急落したことから、規制当局は先物取引を詳しく調査している。
同文書では、株価の大幅下落とその後の回復時にEミニを積極的に取引していた金融機関として、ジャンプ・トレーディング、ゴールドマン・サックス、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ、JPモルガン・チェース、シタデル・グループの名前も挙げられている。
ワデルはロイターの取材には答えなかったが、声明を発表し「ほかの多くの市場参加者と同様にワデル・アンド・リードも5月6日の市場動向によりマイナスの影響を受けた」と述べた。
「投資家を下振れリスクから保護する」ために同社はしばしば先物取引を行っているとし、6日も通常の業務の一貫して株式指数先物の取引をしたと説明した。
米商品先物取引委員会(CFTC) はコメントを避けた。
CMEの広報担当者は文書についてコメントしなかったが、顧客の投資活動について協議しないと述べた。広報担当のアラン・ショーンバーグ氏は「CMEのGLOBEX取引プラットフォームを利用する顧客による不適切な取引や誤った取引の証拠はない」とした。
ワデルの株価は5.3%安の32.25ドルで引けた。
4月米鉱工業生産は予想上回る+0.8%、設備稼働率は08年11月以来の高水準 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869598720100514
米連邦準備理事会(FRB)が14日発表した4月の鉱工業生産指数は、前月から0.8%上昇した。
ロイターがまとめた予想の0.6%の上昇を上回り、製造業部門が米経済回復をけん引していることを裏付けた。
設備稼働率は73.7%と、2008年11月以来の高水準となった。ただ、長期平均からは6.9%ポイント低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを裏付けた。
4月の米小売売上高は7カ月連続増、自動車関連が予想外のプラス 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15322720100514
米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比0.4%増と7カ月連続で増加、市場予想の0.2%増を上回り、個人消費に対する慎重ながらも楽観的な見方を後押しした。自動車関連が予想外に増加した。
前年同月比では8.8%増。前月分は当初の1.9%増から2.1%増に修正された。
ハリス・フィナンシャル・グループのジェームズ・コックス氏は「消費支出の改善を示す指標が新たに加わった」と述べた。
自動車・部品の売上高は前月比0.5%増と予想外に増加。4月の米自動車販売台数は、全体として販売奨励策がやや縮小されたことを受けて、前月比で約8%減少したこともあり、アナリストの間では今回、売上高の減少が見込まれていた。
自動車を除いた売上高は同0.4%増で予想と一致した。
自動車やガソリン、建設資材を除いた売上高は0.2%減。
衣料・装身具は1%減。イースターが早めだったことや天候が温暖だったことを背景に、前月は2.6%増加していた。
3月の米企業在庫は前月比0.4%増、8カ月ぶりの高水準 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869589520100514
米商務省が14日発表した3月の企業在庫・売上高統計によると、企業在庫が前月比0.4%増の1兆3300億ドルとなり、過去8カ月で最も高い水準となった。需要拡大に対応して企業が在庫を積み増しを進めた。
2月の増加率は0.5%と、前回発表と変わらなかった。3月の増加率はロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
企業売上は2.3%増の1兆0700億ドルとなり、2008年10月以来の水準となった。2月は0.6%の増加となり、前回発表の0.3%増から上方修正された。
対売上高在庫比率は1.24と、2月の1.27から低下し、2006年1月の過去最低水準に並んだ。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は73.3に上昇、前月72.2 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869562320100514
ロイター/ミシガン大学の調査した米消費者調査・速報値は以下のとおり。 エコノミスト予想は73.5だった。
米週間景気先行指数が4週間ぶり低水準、今後数カ月の回復ペース鈍化示唆 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869580320100514
米景気循環調査研究所(ECRI)が14日発表した7日終了週の景気先行指数は132.0と前週の134.7から低下し、4週間ぶりの低水準をつけた。
また、同指数を年率換算した伸びは12.2%と、前週の12.7%から低下し、2009年7月31日終了週以来40週間ぶりの低水準となった。
ECRIのマネージング・ディレクター、Lakshman Achuthan氏は「週間景気先行指数の年率換算での伸びが40週間ぶりの水準に落ち込んだことを受け、今後数カ月の全般的な景気回復ペースが減速することが見込まれる」と語った。
欧州ソブリン危機で米国は緩和継続必要 2010年05月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT869621720100514
米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は14日、欧州の債務問題により米国で長期間金利を低水準に据え置く必要性が強まったとの認識を示した。
同総裁は当地でのイベントに出席し質疑応答で「世界的な状況に伴うリスクにより、これまでの予想よりも明らかに事態が若干一段と不透明になった」とし「従って緩和が今後も重要との自分の判断に自信を深めている」と語った。
欧州の緊縮財政措置が米経済に及ぼす影響に関する質問には「世界の需要に影響するため、米国の純輸出にも影響が出るだろう。米国のエクスポージャーはごくわずかか、さほど多くないのではないか」と話した。
欧州連合(EU)による緊急支援措置について「積極的で力強く、うまくいけば効果的な措置だ」と述べ、ギリシャやポルトガルに財政を立て直す十分な時間的猶予を与えたとの見方を示した。
エバンズ総裁は、今年の米国内総生産(GDPの)の伸び率がプラス3.5%となり、失業率は高止まりする公算が大きいとの見通しを示した。
さらに、低いインフレ率や銀行の厳格な与信状況により、FRBは当面、非常に緩和的な政策を続けることができると述べた。
14日のNY株式市場が1%半~2%近く下落したことは既にお伝えしましたが、14日の米国株式市場は、欧州株式市場の大幅下落もさながら、米上院がクレジットカードとデビッドカードの手数料を制限することを承認したことから、国際クレジット株が大幅安となり、ビザは前日比8ドル47セント安い77ドル26セントで終了し9.88%安!!! マスターカードも前日比19ドル86セント安い212ドル45セントで終了し8.55%安!!! となり、S&P金融株指数も2.7%の大幅下落。
他、高級百貨店ノードストロームやJCペニーなど一部小売企業の弱い業績見通しを示したことから、個人消費の回復ペースについて懐疑的な見方が強まったようで、ノードストロームは前日比1ドル53セント安い39ドル76セントで終了し3.71%安、JCペニーも前日比63セント安い27ドル54セントで終了し2.24%安となりました。
また、6日の株式急落時に先物を大量売却したと指摘された米資産運用会社のワデル・アンド・リード・フィナンシャルも、前日比1ドル81セント安い32ドル25セントで終了し、5.31%安。こちらも政府の動向次第では、更なる株価の急変動も十分ありそうです。
某株式ストラジストいわく、米経済が欧州の不振を補うとの見方は今週後退したと指摘すると共に「国内総生産(GDP)を構成する消費、投資、政府部門、貿易のうち3つが打撃を受けた」とのことですが、消費部門の不振がまるで遡るかのごとく卸、そして製造部門にも逆流していくのは、まさに今の日本が長期的に陥っている構図。
週明けの日本株式市場は、為替相場が円安に進む可能性が高く、また好決算を打ち出す個別銘柄が物色されるのではないかという見方が強いようですが、欧米の動向次第ではどう転ぶか全く予想がつかないだけに、欧米の動向 そして週明けの日経平均がどう動くのか注目されそうです。