vsガイナーレ鳥取

2011-05-17 | J2
12節/ 札幌2-0鳥取 札幌ド-ム 9,326人
得点者/6'68'三上(札幌)

鳥取は前節オーロイを要する千葉にロスタイムのセットプレイで散った。
しかし終盤までオーロイ対策は効果的で、あの反則級にポストプレイに利きすぎるオーロイ1トップをほぼ封じ込めた鳥取には三上の1トップではいかがなモンかなぁとか思っていたが開始直後の6分鳥取左サイド、狭いところの仕掛けを日高のパスカットから古田がワンタッチで前線に放り込んだ縦球にCB喜多(鳥)を振り切った三上が抜けてPAライン際右をドリブル、飛び出したGK井上(鳥)も交わし角度が薄くなるも落ち着いてゴールに流し込む。
開始速攻でビハインドになった鳥取だが左サイドで活性が上がり札幌を攻める。
13分の実信のパスから美尾の左クロスに梅田がファーに走ってワンバウンドの叩きつけるヘッドを体現した攻撃は危険でGK昊乗のファインプレイに救われた。
SB奥山も絡みだし札幌は右サイドでヤラれるが鳥取は札幌PAに侵入することが出来ずミドルを放つが殆どが撃った瞬間枠外決定なモノかGK昊乗の真正面なものばかり。
脚で撃たれたシュートでヤバかったのは後半34分に鶴見(鳥)が放ったミドル1本のみでコレもGK昊乗のナイスセーブで得点を許さなかった。
鳥取はラストパスやシュートも札幌のブロックにことごとく引っ掛かりいい形に持ち込めなかったが前半終了間際にも左サイドから美尾のクロスに梅田ヘッドで枠内を体現されるがGK昊乗真正面。

後半も鳥取は札幌の仕掛けをカット→カウンターで左サイドから美尾のクロスか、それがダメならミドル(枠外)の2択を仕掛けてくる。
美尾のクロスは札幌PA内でターゲットに当たる確率が高く危険だったが結果的にゴールを割ることは無かった。
15分、ハーフウェーラインやや左、狭いところでの鳥取の組み立てをパスカットした宮澤→芳賀→古田→純平と細かく廻して純平が右をフリーで上がる日高に通し、そのまま縦に持ち上がってクロス、古田と三上が鳥取PAに交差して侵入、ニアに入ってくる古田に鳥取DF2人とGKが一瞬釣られるがクロスの着弾点はファーでソコに動いた三上ヘッド炸裂、GK井上は横っ飛びで少し触るがゴール。
23分には左サイドで砂川が得意の切り返しで鳥取DFを欺き入れたクロスに飛び込んだ古田ヘッドは惜しくもポスト直撃だったが切れ味の良いコンビネーションであった。
惜しみない走力を見せた鳥取も25分過ぎにはガス欠で失速、目に見えてカウンター効果は薄まるものの前述の34分の鶴見のミドルとソレからCKになりこれもターゲットにフリーで喰らうがGK昊乗のナイスセーブに助けられた2つのチャンスを作られた。
終盤には服部も上がってきたり脚が攣ったSB奥山に変わって岡野が入るなど打開を図るが試合終了。

早い時間に熊本DFのミスも手伝った得点があったのが良かったと思うものの、攻撃も札幌の廻しは早くそれなりに成立していた、相変らず引っかかりがちでカウンターを喰らうがブロックが強固で安心して見ていられた。
しかしサイドからのクロスは鳥取に狙ったプランを体現されてしまったのが目立ったがGK昊乗の守備範囲に救われた、放り込まれすぎだしフリーで当てられすぎ。
シュートスタッツが倍くらい差をつけられたものの、ブロックにひっかかったり打った瞬間枠外とわかる悪精度なモノが殆どで試合後の松田監督のコメント「持たされて撃たされたカンジ」というのも納得できる。

新参クラブに面子を保てましたね、不安視できる面はあるものの2-0のスコアで勝利だから結果良好でしょうThanksSapporo!