コロナの関係で外を回れない状況を踏まえ、アンテナショップの外観を色彩の観点から
考えてみようと思います(一応、色彩1級所持)
今回は、共通項目として、ご当地キャラ・著名人等を前面において、個性的な外観を
形成しているパターンです。
ぐんま総合情報センターぐんまちゃん家
群馬県のご当地キャラクターを活用した、ぐんまちゃん家。
看板の文字は、背景の黒と黄緑の文字の間に白のアウトラインが入って、
遠くから見ても読みやすく、可読性に優れていると思います。
キャラクターもかわいらしく、カラフルな印象です。
この写真は、2017年のもので、現在は、東銀座から銀座7丁目へ移転しています。
まるごと高知
まるごと高知は銀座一丁目駅のすぐそばにあります。
入口は、少し奥まっていますが、高知を代表する坂本龍馬の銅像(写真右側)があります。
入口の看板は一枚板で、書家の紫舟さんが書いた文字が、とても印象的です。
そのせいか、全体的に和を感じます。
通り沿いにも黒の格子壁面に白い大きな字で、目立つように「まるごと高知」と出ております。
1階は、ガラス壁面で、外からの光が入り明るく、枠は黒で締まった印象です。
枠を黒にして締まった印象にしているのは、銀座・日本橋に多いと思います。
宮城ふるさとプラザ
池袋東口駅前にある宮城ふるさとプラザは、看板の文字よりも先に大きな月の存在が、
「何のお店かな?」と立ち止まるぐらい、目を引きます。
宮城県といえば伊達政宗で、それを象徴するのが、月の兜ですよね。
その月が、シンボルマークとして大きな存在感をはなっています。
また、ビル全体が明るい茶系の壁面なので、月の黄色(黄金色)が柔らかく調和しています。
袖看板は、白地に黒字のシンプルなもので、読みやすいと思います。
上にあげた3つのアンテナショップは、県を代表するご当地キャラや著名人等を
シンボルにすることで、より親しみやいものにしています。
看板や外観を通して、それぞれの個性を感じます。