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3DCGソフト一覧

2010-07-18 17:14:46 | CG

最近3DCGソフトについて質問される機会が増えてきたので、ここらでざっくりと一覧を作ってみました。今後3DCGを学ぶ上でソフトの購入を検討している学生さん、趣味で3DCGを勉強しようと思っている人には幾分参考になるかと思います。他にもたくさんのソフトウェアが存在しますが主要なもののみピックアップしています。

なお、自分の使用経験と噂からの評価でまとめましたが、多少の主観的評価も含まれますのであしからず。以下、備考もまとめてみました。

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3dsMax
プロユーザー向けのハイエンドソフト。定価は51万。モデリングからレンダリングまでの統合型。ver.2011からTOXIKが搭載されて、コンポジットも可能なオールインワンソフトに。個人ユーザから企業まで幅広く使われ、プラグインの数も豊富なので扱いやすい。また、Maxスクリプトと呼ばれるプログラミング言語のプラグインも豊富だが、MELに比べると習得は難しい。ちなみに教本は一切無い。現状、一番バランスの取れたソフトだと思われる。

Maya
プロユーザー向けのハイエンドソフト。定価は53万。モデリングからレンダリングまでの統合型。ver.2010からTOXIKが搭載されて、コンポジットも可能なオールインワンソフトに。立体視映像にもいち早く対応し、最先端の技術の対応は迅速。MELスクリプトと呼ばれるプログラミング言語でカスタマイズすることでユーザ毎に全く異なるソフトに変貌する特性があるので拡張性は高いが標準機能の使い易さはMaxにやや劣る。映画業界でのシェアはNo.1なので海外プロダクションに進出したい人はMayaをお奨めする。

Softimage(旧XSI)
プロユーザー向けのハイエンドソフト。定価は40万。モデリングからレンダリングまでの統合型。リグアニメーションに優れているのでゲーム会社に重宝されているソフト。個人的にはモデリングも最強だと思うが、感覚は人それぞれなので一概には言えない。サードパーティ等のエフェクト周りが乏しいので映画制作にはあまり向いていないし、スクリプトによる拡張も敷居が高い。しかし、新しく開発されたICE(ノードベースのプログラミング)の評判は上場で、今後さらなる発展をとげれば流体シミュレーション系のパーティクルに関しても最強のソフトに変貌するかもしれない。UIのデザインはピカイチ。

cinema 4D
Macユーザー向けの統合型ソフト。定価は12万。上の3つに比べてシェアは低いが着実にユーザー層を広げている。価格は安いが機能を個別に購入する必要があり、後々を考慮するとさして大差ないと思われる。AfterEffectsとの連携がすばらしいため、2Dと組み合わせたモーショングラフィックスに向いている。

Houdini
近年注目されだした統合型ハイエンドソフト。定価100万。かなり高価なため個人で購入するのは厳しいし、企業においても導入しているプロダクションは少ない。その最たる理由は全てがノードベースで構築されているため、ワンクリックでまかなえる挙動が乏しいということに尽きる。簡単な操作も一から作りこまなければならない上にマルチコアに対応してないので非常に重い。しかし、言い換えれば手間がかかる反面ノードの組み合わせ次第で何でもできてしまうソフトなので、ハリウッド映画等のクオリティを実現させるには強力なツールでもある。モデリング機能が弱いが、パーティクル等のVFXも高性能。しかし、個人的にはFumeFXやkrakatoaを覚えれば良いと思うので、わざわざこのソフトを習得する必要性を感じない。

Light Wave 3D
ミドルクラスの統合型ソフト。定価は12万。Max,Maya,XSIと並び4大ソフトと呼ばれているが、先の3つに比べると見劣りする為、使用している企業は極わずか。個人ユーザーの登竜門的なソフトという印象が強い。インターフェースがモデリングとレイアウトの2つに分かれており、一体型に慣れている人は戸惑うかも。ちなみにモデリングデータを保存してからシーンデータを保存しないと次にデータを開いた時に全てのオブジェクトが消えるので注意が必要。モデリングには定評があるが、アニメーションに関しては話にならないレベルなので、Motion Builder等のアニメーションソフトと併用しないときつい。将来プロを目指すならあまりお奨めしない。

modo
近年注目されだした統合型ソフト。定価は10万。スカルプト機能(彫刻の様にポリゴンを削る)もあり、モデリングは秀逸のよう。元々モデリングソフトだったため、アニメーションはやや弱い。日本でのシェアはほぼ皆無だが、今後期待されるソフトの一つ。

Blender
高機能且つ多機能な統合型ソフト。フリーウェア。近年では世界中で愛用されるまでに至っており、無料なのに充実した機能を備えている。コミュニティがあり、そこで情報交換されている模様。マニュアルも多数存在しているので覚えるのに不自由は無いと思うが、元々Unixベースで開発されていたのでインターフェースが独特らしく、始めは取っ付きにくいかもしれない。お金をかけずに、ハイクオリティなものを作りたい人は絶対にお奨め。Linux,Macにも対応している。

Shade
国産の初級者向け統合型ソフト。定価3万。現状どうなっているかは分からないがオブジェクトのプリセットが少なく、モデリングをパスで構築しなければならないので非常に面倒くさい。レンダリングの質感がマットで安っぽい。プロユーザーで使用している人は見たことが無い。

Metasequoia
国産のモデラー。定価5千円。モデリング機能のみでアニメーションはできない。非常にモデリングの定評があり、プロも使用している人が多いと聞く。

Zbrush
シェアNo.1のスカルプトソフト。定価9万。ロードオブザリングのWetaが使用したことで一気に火がついたソフト。それまで精密なモデリングはバンプマップやディスプレイスメントマップ等で補っていたが、Zbrushの登場により、モデリングに革命を起こした。例えばしわなどの細かすぎる凹凸も彫刻の様にポリゴン表面を削ることで形作っていくことができる。

Mudbox
Zbrushと同じスカルプトソフト。定価11万。Zbrushに比べてグラフィックボードの愛称がシビアらしいので、購入の前に必ずデモ版で試すことをお奨めする。

sculptris
カンパウェア(お金を払うかはユーザーの意思に託す)のスカルプトソフト。感覚的にモデリングできる。今後機能拡張されるかはユーザーの心意気による投資の有無に左右される。
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総括するとプロとしてやっていきたいなら、MayaかMaxを購入することをお奨めします。経済的に無理だし趣味レベルでいいなら、Blenderをお奨めします。
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2 コメント

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Unknown (isao)
2010-07-18 21:50:19
俺、3Dソフト全然知らねーから、わかりやすい一覧だね!
まぁ、macで作業する限りcinema 4Dしかないかなぁー。
モーショングラフィックスと絡ませるだろうし。
Unknown (ATS)
2010-07-19 13:34:32
一応mayaもmac版があるけど良い噂は聞かないかな。cinema 4Dはなかなかいいソフトだと思うよ。WOWも使ってるし(笑

金使いたくないならBlenderを奨めるけど、安定感はcinema 4Dの方が上かもね。

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