先日の代官山で行われた末盛千枝子さんのセミナーで
ご紹介いただいた本を少しづつ読んでいます。
ここ数日は図書館で借りてきた、バーバラ・クーニーの『エマ』(エマおばあちゃん)を。
しましまの猫と暮すエマおばあちゃんには、家族が沢山いますが
殆どの時間を一人ですごしています。子供たちが遊びに来ても
みんなは、いろんな おみやげを もってきて くれました。
でも、いつだって ゆっくりする ひまもなく かえってしまいます。
・・・・ちくりっ、と胸を刺す言葉です・・・・・・・
なので、家族たちはエマおばあちゃんとゆっくり心を通わせる事も無く、
72歳の彼女を理解できずにいるように思われます。
さびしさを感じることもあったエマおばあちゃんですが、
絵を描くことで彼女の生活は変わっていきます。
最後のページ、絵筆をもって真直ぐに立っている
生き生きとした彼女の表情がとても印象的です。
読み終えて、私の頭には『ーだれも知らなかったー』と言われた
アルフレッド・ウォリスの絵が蘇ってきたのでした。
ちょうど二年前、東京都庭園美術館ではじめて観たウォリスの絵。
だれも知らなかったアルフレッド・ウォリスーある絵描きの物語ー
不思議な魅力に心惹かれて
今でも展覧会のチケットは手帳に挿んだまま持ち歩いています。
70歳をを過ぎてから絵を描き始めたウォリス。
ダンボールの切れ端や板に(たぶん)有り合わせのペンキで描いた風景は
ふしぎなバランス。
決して巧みなものでなく、一目で明るく元気になる~という絵でもない。
煙った緑や海の色。
そこに必ず在る灯台と船。
彼の絵の中で、特に船だけはキリリと確かな線で描かれているのも大変印象的でした。
彼の絵から、航海の日々、海と自然に対する愛情や畏敬の念があふれ出ていて。
そしてなにより、ウォリス自身が楽しんで描いているのが伝わってきます。
それを感じることが心地よい。。。そういう絵であったと思います。
美しいこと、巧みな事に感動するのではなく
絵を感じることの喜びを知った展覧会でした。
・・・余談ですが、
アルフレッド・ウォリスのお墓には、
=ALFRED WALLIS ARTIST & MARINER=という言葉と灯台が描かれています。
それはバーナード・リーチが彼の為に焼いた陶板でできていて。
とても美しく、すてきなお墓でした。 ・・・
心のままに、自由に、描く喜び。
大切な事は、歳は関係なくて、何時からでも始められる。
しっかりと胸に刻んでおきます。
ご紹介いただいた本を少しづつ読んでいます。
ここ数日は図書館で借りてきた、バーバラ・クーニーの『エマ』(エマおばあちゃん)を。
しましまの猫と暮すエマおばあちゃんには、家族が沢山いますが
殆どの時間を一人ですごしています。子供たちが遊びに来ても
みんなは、いろんな おみやげを もってきて くれました。
でも、いつだって ゆっくりする ひまもなく かえってしまいます。
・・・・ちくりっ、と胸を刺す言葉です・・・・・・・
なので、家族たちはエマおばあちゃんとゆっくり心を通わせる事も無く、
72歳の彼女を理解できずにいるように思われます。
さびしさを感じることもあったエマおばあちゃんですが、
絵を描くことで彼女の生活は変わっていきます。
最後のページ、絵筆をもって真直ぐに立っている
生き生きとした彼女の表情がとても印象的です。
読み終えて、私の頭には『ーだれも知らなかったー』と言われた
アルフレッド・ウォリスの絵が蘇ってきたのでした。
ちょうど二年前、東京都庭園美術館ではじめて観たウォリスの絵。
だれも知らなかったアルフレッド・ウォリスーある絵描きの物語ー
不思議な魅力に心惹かれて
今でも展覧会のチケットは手帳に挿んだまま持ち歩いています。
70歳をを過ぎてから絵を描き始めたウォリス。
ダンボールの切れ端や板に(たぶん)有り合わせのペンキで描いた風景は
ふしぎなバランス。
決して巧みなものでなく、一目で明るく元気になる~という絵でもない。
煙った緑や海の色。
そこに必ず在る灯台と船。
彼の絵の中で、特に船だけはキリリと確かな線で描かれているのも大変印象的でした。
彼の絵から、航海の日々、海と自然に対する愛情や畏敬の念があふれ出ていて。
そしてなにより、ウォリス自身が楽しんで描いているのが伝わってきます。
それを感じることが心地よい。。。そういう絵であったと思います。
美しいこと、巧みな事に感動するのではなく
絵を感じることの喜びを知った展覧会でした。
・・・余談ですが、
アルフレッド・ウォリスのお墓には、
=ALFRED WALLIS ARTIST & MARINER=という言葉と灯台が描かれています。
それはバーナード・リーチが彼の為に焼いた陶板でできていて。
とても美しく、すてきなお墓でした。 ・・・
心のままに、自由に、描く喜び。
大切な事は、歳は関係なくて、何時からでも始められる。
しっかりと胸に刻んでおきます。
すっごく久しぶりにTBさせてもらいました。
たしかエマおばあちゃんについて、
何か書いたことあったなあと思いだして
探してみたら、2005年11月の記事でした。
(そんな前からブログやってたんだとちょっと驚きました)
そのとき箇条書きにした1は、クリアできそうです。笑
だって、名前で呼んでくれる友達、何人もできたもの♪
後半の船乗り画家のこと、なんか思い出せそうでいて
ちっとも思い出せません。
でも、機会があったら見てみたい絵です。
TBありがとうございます♪
rucaさんの「エマおばあちゃん」の記事、
“何歳になったら、~”という所で思い出しました。(シツレイ)
そうなんですよね、エマおばあちゃんはとても素敵。背筋がピンとのびたおしゃれな方。
私も、70代になってこんなに格好よくグレーの靴下が履けたら良いなぁと思います。
白髪のブレイドスタイルもカッコイーですね!
エマおばあちゃんと結びついた、アルフレッド・ウォリス
という方の絵、いつか間近で観てみたいと思いました。
切り取られたような、浮き立つような絵が、なんとも
印象的ですね。
年をとってから絵をはじめられる方が、絵本でも実在でも、
こんなにいるなんて!
ほんとうに、いつから、何をしても遅くないぞって、
うれしくなりますね♪
そういうエネルギーと、いじわるばあさんのような
憎まれっ子部分を併せ持った、すてきなおばあさんになるのが
目標です(笑)
rucaさんの過去記事も、久しぶりに読めて、うれしかったです♪
↓ 先日の喜びのもとも、おいしい体験画像と一緒に
楽しませてもらいました。
それにしても、おっきなお芋だったんですね。
ウォリスの展覧会のことを
書き記しておこうとずっと思いながら
機を逃してしまって。
でも、こうして巡ってくるものなのですね。
エマおばあさんを読んで、すぐにウォリスの絵を思い出しました。
>そういうエネルギーと、いじわるばあさんのような・・・
はい、いじわるばあさんは目標です。
それにはエネルギー蓄えていかなくては!・笑
蒟蒻作りは本当に新鮮な驚きに満ちていました(私的には)。
来月、私も“B日程”なのです(!)楽しみですね♪
エマおばあちゃん、なかなか鋭い視点で書かれている本ですね。
アルフレッド・ウォリスの絵、一昨年の夏に横須賀美術館で見たのでした。
ものすごい点数だけど、ほとんどが海と船の絵。
釣具屋さんをされてたそうで、商品の空き箱などに描いた絵もいっぱい。
子どものような型にはまらない画風が、見る人の心に残るのかな。
年をとっても柔軟な心は持ち続けたいなって思いましたよ。
絵本の中には、こうなりたい~と思うようなおばあちゃんがたくさんいますが、エマおばあちゃんもその1人。
いくつになっても表現するということ、楽しみを持つということ、なんて素敵なんでしょう。
私はずーっと『だってだってのおばあちゃん』のようなかわいいおばあちゃんが目標なんですけど、まつかぜさんやrucaさんたちを見ていると、表現すること、創ることの素晴らしさをいつも感じさせてもらっています。
ひろちょさんも「アルフレッド・ウォリス展」をご覧になったのですね。
限られた画材で描かれたことが、彼のイメージを強いものにしているのかもしれませんね。
展覧会の終わりの頃に行ったためか、気になった絵の絵葉書が無くて。それでも↑のものを買ったのですが。
久しぶりに取り出して見たら、自分の中のイメージと少し違っていました・苦笑
しなやかに強く生きて行きたいものですね。
「だってだってのおばあさん」さっそく読んでみました。そして、とても気に入りました。
かわいくて、いいお話ですね。
「エマおばあちゃん」のピンと伸びた背筋も
「だってだってのおばあさん」のふわりと柔らかな可愛らしさも、憧れます。
おばあちゃんは一日にして成らず・笑
前を向いて、がんばろ。と小さな決意を心に結びました。