J'♡ Montmartre.モンマルトルが好き

パリのモンマルトル、絵描きたちの日常などを綴ります。
Ce qui se passe à Montmartre.

テルトル広場のストの日のこと+(旧記事6)

2018-02-15 16:37:46 | 日記
パリでは、街の通りや広場にそれぞれ名前がついていて、現場にはその表示板が必ずあります。地図を見て、名前(住所)で探し、そこに行くと、すぐ分かります。とても便利です。

テルトル広場にも、表示板があります。広場に面した建物の外壁に、取り付けてあります。
青地の板に白い文字で « Place du Tertre »と書かれています。

12月のストの日、絵描きたちはこの表示板をシンボルに使いました。
板の上に「売却済み」というテープを貼り付けました。よく、不動産屋のショーウインドーの物件広告の上に、貼ってあるのを見かけるものです。
Sources:Facebook Place du Tertre en Danger


こうやって、その次には、すぐ下に新しいプレートを取り付けるという作業を、ストのイベントのクライマックスの演出として、行ったのです。じつは、それがきちんとくっつかずに、間抜けだったのですが、アドリブ的なところがまたよかったかもしれません。


その、彼らの準備したプレート、じっくり読むと、彼らの意志の固さが伝わってくるのです。
これはスト当日の記者会見の場でも、読み上げたのですが、私は人だかりで近寄れず、でした。
こう書いてあります。
「ここに於いて、2017年12月16日、テルトル広場を商業主義と破壊から守るため、広場の絵描きたちがストを決行。彼らは、多くの先達と同じように、モンマルトル精神の存続をかけて闘った」


これを、スト決行の前に、すでに用意していたということに、私は心動かされます。

絵描きたちのやることは、こんなふうに、とてもロマンチックなのですが、私がハッと思ったことで他に、協力者である「歩行者の権利を守る会」の対応のことがあります。

その団体が、区長に宛てて書いた手紙に感動しました。
こちら(フランス)のそういった非営利団体は、多くがそうなのでしょうが、ものすごく論理的で、でも論理だけではなく、根本に訴える正当性というのか、ゆるぎない自信というのがまずあって、それをきちんと伝えるために、だからこそ徹底して論理的に訴える。それは深い誠意だと感じます。その誠意・熱意に感動しました。お役所仕事の人には、こういったところからの意見は、痛い刺激だろうな……と。

絵描きのロマンチシズムとはまた別ですが、どちらも信念という意味で、すばらしいと思いました。

ただいま、これからの工事内容の協議中です。それに、もしかすると4月からのカフェテラス・シーズンにも、すでに変化が見られるかもしれません。

(K)






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