さあ、いよいよ明日から、第23回参議院選挙の本番です。
今回の参議院選挙は、政権選択の選挙ではありません。しかし、今の安倍政権が進めようとしている様々な政策が、真に国民生活のため、働く仲間の皆さんのため、日本の将来のためになるものなのかどうか、国民の代表たる国会が、しっかりとチェック機能を果たしていくことが出来るかどうかがかかっている、大変重要な選挙です。
皆さんご存じの通り、現在、参議院では、与党（自民党＋公明党）が過半数を持っていません。だからこそ、政府・与党も、国会に提出するさまざまな法案等についてはより丁寧に、合意形成に向けた努力を行う必要があるわけです。そして、とりわけ参議院では、その善し悪しを含めてしっかりと議論し、法案に修正をかけたり、附帯決議を付けたり、場合によっては否決したりしながら、国民にとってより良い結論を得る努力を与野党挙げて行うことができるのですね。
なぜそれが大事かと言うと、通常国会最終盤の混乱を見ていただければよくお分かりの通り、政府はすでに衆議院での圧倒的多数を後ろ盾に、国会での議論を軽視した行動を取ってきています。もし今回の参議院選挙で、与党が参議院でも過半数を握ってしまうと、今後ますます国会を無視した独善的な行動をとってくる可能性があります。
だからこそ、今回の参議院選挙が、その後の政治に、そして今後の国民生活にも大変重要な意味を持つわけです。
私たち民主党は、働く者、生活者を代表する政党として、何よりまず「まっとうな雇用」を取り戻し、誰もが安心して働いて、そして生活が営んでいける国づくりを目指します。そして、「社会保障（子ども・子育て、医療・介護、年金、雇用・失業）」を立て直して安心と安全を確保し、それを支える「分かち合いの税制」を再構築して公平・公正な社会を創り、社会の中での格差や差別を無くしていくことで、個々の国民の安心と安定の結果としての消費の回復と喚起、持続的な景気回復、そして暮らしの安全を実現していきたいと思います。
その中心にあるのは「共に生きる社会（共生社会）」。まさに、私が訴え続けている「つながって、ささえあう社会」の実現です。私たちは、地道に、愚直に、そのことを訴えていきます。
そして極めて残念ながら、現在の安倍政権が進めようとしている各種政策は、私たちがめざすべき方向とは真逆の方を向いていると言わざるを得ません。
経済・財政政策（アベノミクス）しかり、雇用規制緩和の議論しかり、社会保障効率化の議論しかり、憲法改正（というより新憲法制定）の議論しかり ---- その方向は、国民に「自助・自立」を強烈に訴えるもので、それはまさに、かつて小泉・竹中改革が進めた新自由主義的発想に基づく「強い者が強くなればいい、富める者がまず富めばいい、そうすればその他の人々にもいずれ恩恵があるだろう」という政策に他なりません。
すでに失敗が明らかになっている政策を、再び追求しようとするものに過ぎないのです。そのツケを払わされるのは、多くの普通の労働者であり、生活者であり、子どもたちなのです。
私は、だからこそ今、私たち民主党が、私たち働く者・生活者の代表が、頑張っていかなければならない！ --- そういう強い決意で、今回の参議院選挙に臨んでいきます。
明日以降、私も全力で仲間たちの応援をしていきますが、とりあえず現時点で決まっている期間中の応援予定を掲載しておきます：
- 7月4日（木） 終日：東京
- 7月5日（金） AM：東京 PM：岡山
- 7月6日（土） 終日：岡山
- 7月7日（日） 終日：広島
- 7月8日（月） 終日：岡山
- 7月9日（火） 終日：広島
- 7月10日（水） AM：徳島 PM：広島
- 7月11日（木） 移動日
- 7月12日（金） AM：宮城（気仙沼） PM：移動
- 7月13日（土） 終日：広島
- 7月14日（日） AM：広島 PM：岡山
- 7月15日（月） 調整中
- 7月16日（火） 終日：広島 （夕刻：熊本の可能性有り）
- 7月17日（水） 調整中（宮城の可能性有り）
- 7月18日（木） 調整中（福島または熊本の可能性有り）
- 7月19日（金） 終日：広島
- 7月20日（土） 調整中（東京、広島または岡山）
皆さん、応援を宜しくお願いします。力を合わせて頑張りましょう！
