通常国会最終日の今日、朝8時半から、ILO活動推進議員連盟（以下、ILO議連）の今年度第2回総会を開催しました。
今日の議題は、まず報告事項として、(1)第102回ILO総会の結果、(2)今年度上半期の活動報告、そして協議事項が、(3)今年度下半期の活動計画でした。
第102回ILO総会の結果については、まず政府側理事の妹尾・厚労省総括審議官（国際担当）より概括的な報告をいただいて、その後、労働側理事の桜田氏、使用者側理事の松井氏より、それぞれ補足的な報告をいただきました。
今年のハイライトは、何と言っても、条約勧告適用委員会で、昨年の総会で出来なかった個別審査が実現したことでしょうか。毎年の総会では、この条約勧告適用委員会で、特に深刻なILO条約侵害が発生しているということで労使団体が合意した約25ヶ国について、個別審査を行うことになっています。ところが昨年の総会では、個別審査の手続き的な部分で労使の合意が得られず、初めて個別審査が行われないという事態に陥ってしまっていたのです。
その後、一年間かけて労使の間でもあらためてこの個別審査のプロセスについて協議がもたれ、そして今年の総会では、無事、この個別審査が復活した、というわけです。
私どもILO議連としても、今後も引き続き、ILOとの連携・協力関係を深め、内外におけるILOミッションの実現に向けた取り組みを強化していきます。
