石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

綾瀬市手をつなぐ育成会の皆さんと

2011-06-10 23:09:21 | 活動レポート
今日(6月10日)、神奈川県綾瀬市から『綾瀬市手をつなぐ育成会』の皆さん14名が国会見学に来て下さいました。


(育成会の皆さんと議事堂前で。向かって私の右にいるのが同級生のさっちゃん)

この育成会は、「知的障がい児・障がい者が地域で生き生きと暮らせる社会づくり」を目的に結成されている会で、会員数は約90名。主に、社会福祉施策に関する勉強会、障がい児(者)の余暇活動支援(桃狩り、キャンプ、プール教室など)、ともしびショップ「むー」の運営、ふれあいまつりへの参加、などの活動を実施しています。

「なぜその綾瀬市の市民団体が石橋議員のところへ???」と疑問に思われた方もおられるかも知れません。

実は、この育成会の代表者、通称さっちゃんが、私の松江北高校の同級生なのです!

とは言え、それを知ったのはつい最近の話。何せ、本人とは高校卒業後、28年間全く音信不通。私の当選を知ってくれたさっちゃんが、つい最近になってメールで連絡をくれて、その時はじめて、彼女がこの育成会の代表として活動し、地域の皆さんたちと一緒に障がい者福祉の充実のために頑張っていることが分かったのです。

日頃から、障がい者福祉のためにがんばっておられる会の皆さん方ですが、その福祉政策を議論し、決定している国会がどのようなところなのか、まだ見たことがない、ぜひ一度見学して、さらには障がい者福祉政策の状況について国会議員と意見交換もしたい、というお話をいただいて、それなら是非!ということでこの国会見学が実現したのでした。


(橘衆議院議員と牧山参議院議員と一緒に)


冒頭、地元綾瀬市(神奈川13区)選出の橘ひでのり衆議院議員と、神奈川県選出の牧山ひろえ参議院議員も挨拶に駆けつけてくれました。ちなみに、橘衆議院議員は私の大学の後輩だということが判明。いやいや、狭い世の中です。その後、約1時間ほど国会見学をして、食堂で昼食。最後の45分間、私が皆さんと意見交換をさせていただきました。

皆さんからは、障がい者政策の決定プロセスや、障がい者雇用政策などについての質問が出されました。特に、障がい者雇用については、「障害者の雇用の促進等に関する法律」が平成20年に一部改正され、平成21年4月から段階的に施行されているわけですが、その実施状況や現場での実態について、意見交換をさせていただきました。私からは、情報通信企業の特例子会社での実例を紹介しながら、情報通信が障がい者雇用の支援ツールになること、そのようなノウハウを広く情報共有するための取り組みも進められていること、などを紹介。もちろん、法定雇用率の1.8%を全ての民間企業に達成してもらうことも大事ですが、そのための企業支援態勢も充実する必要がある、という点は皆さんと同じ考えでした。




とりわけ、雇用率未達成事業主に課せられる「障害者雇用納付金」の徴収は、これまで常用雇用労働者を301人以上雇用する事業主だけが対象とされてきましたが、昨年7月からは201人以上300人以下の事業主に拡大され、そして平成27年4月からは101人以上200人以下の事業主にも拡大されます。すでに取り組みをしている企業の実例・ノウハウをしっかりと共有し、社会全体で目標を達成できる形をつくらないといけません。特に、各地域における取り組みが重要ですね。

参考までに、神奈川県における障がい者雇用の現状はこちらで確認できます。また、埼玉県の雇用開発協会はつい最近、障がい者雇用で改善が見られないとして社名公表された企業との取引の再検討を要請することを決議したそうです。同様の動きが他県でも広がるか、注目されますね。

『綾瀬市手をつなぐ育成会』の皆さん、国会見学と意見交換が少しでも今後の活動のお役に立てれば幸いです。これからも一緒にがんばりましょう!

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