石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

ILO活動推進議連第2回勉強会の模様

2011-03-08 23:23:39 | 活動レポート
今日、朝8時から、参議院議員会館の会議室で『ILO活動推進議員連盟』の第2回学習会を開催しました。



今年1月28日に久しぶりの総会を開催して、新たな体制で再スタートを切ったILO議連ですが、これを機に入会いただいた新規の会員を含め、総勢で90名近い規模になりました。民主党、自民党、公明党の他、社民党、みんなの党、たちあがれ日本からも入会が! せっかく多くの超党派の議員の皆さんに参加いただいたので、しっかり活動を展開していかなければ!ということで、今日の第2回勉強会を企画したわけです。

今朝は、火曜日の朝ということもあって多くの会合とぶつかり、議員ご本人の参加はかなり厳しいだろうな~と心配していたのですが、それでも多くの皆さんに来ていただきました。また、政労使の関係者の皆さんに案内したところ、特に連合から40名近くの皆さんが駆け付けてくれました。嬉しい!

今回の講師は、横田洋三・中央大学法科大学院教授。氏は、現在、ILO条約勧告適用専門家委員会の委員長という要職に就かれています。この専門家委員会、ILO条約を批准した国々が提出する定期報告書を審査し、必要に応じて直接請求(direct request)や意見(observation)を加盟国に発するという、非常に大切な役目を負っているのです。

講演のテーマは、『経済・社会のグローバル化と国際労働基準:ILO条約の役割と今後の課題』。主に、ILOは労働分野における社会正義の実現と恒久平和の達成をめざして創設されたこと、ILOの政労使三者構成主義は非常にユニークかつ有効な制度であること、日本も批准条約の国内適用に関して多くの指摘を専門家委員会から受けていること、などをお話いただきました。

そして、国会議員へのメッセージとして、「ぜひILO条約を批准し、遵守し、そして拡げていって欲しい」と述べられました。国際的に批准が促進されていてる中核8条約のうち、未だ105号条約(強制労働条約)と111号条約(差別撤廃条約)を批准していない現状を何とか打開するべきだ、という強いメッセージだと受け止めさせていただきました。

意見交換でも参加者の皆さんから大変、活発にご質問をいただき、それに対して横田先生もとっても丁寧に回答をいただきました。私自身、あらためて多くのことを勉強させていただきました。ありがとうございました!

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