石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

今日発表された将来の人口推計を考える

2012-01-30 23:23:53 | 活動レポート

今日、「国立社会保障・人口問題研究所」が新しい将来推計人口を公表しました。すでにニュースなどでご覧になった方々も多いはず。で、改めてその内容にビックリしながら「ハァ~」とため息をついて、日本の将来に思いを馳せたのではないでしょうか。

この新しい人口推計によると、日本の総人口は2048年に1億人を割って、2060年には今より約3割減の8,674万人になると予測されています。出生率は2060年に1.35ということで前回の推計より上向いているのですが、それでも2060年には高齢化率が4割に達するというのですから、高齢化の進行には歯止めが掛からないという予測です。

私が一番、ショックを受けたのは、この推計(中位推計)に基づくと、2040年代には日本の総人口が「毎年100万人単位で減っていく!」ということ。100万人ですよ! 100万人と言えば、和歌山県(100万2千人)や香川県(99万人6千人)と同じ大きさ。つまり、毎年、和歌山県や香川県と同じ規模の人口が失われていくと考えると、その深刻さが分かるのではないでしょうか。

ちなみに、平均寿命は2060年に、男性は84.19歳、女性は90.93歳に伸びるそうです。みんなが長生きするのは喜ぶべきことですが、これによって1人の高齢者を支える現役の働き手の数は1.3人にまで減ってしまいます。いわゆる「肩車」状態に近づくわけですね。

少子化の流れに一刻も早く歯止めをかけて、なんとか30年後には人口減少に歯止めをかけなければなりませんが、一方で、今すぐこの少子高齢化を念頭に置いた社会保障制度の改革に着手しなければなりません!