遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

今日はどこ…、娘道成寺

2006年08月12日 | 仕事
午後、お江戸日本橋亭へ。 『神田伯龍独演会』の開口一番を務める。

  遊一   「真田小僧」

  昇龍   「大菩薩峠 無心は強い」

  伯龍   「恋闇佃漁火 みの吉殺し 上・下」


伯龍先生は、相変わらずお元気です。 毎回、仲入りを挟んで約2時間。 今日の演題も、今は誰もやらないネタだそうです。 楽屋入りする途端、「夕べのテレビ観たよ」ですって。 お客さまからも、お声をかけて頂く。 

講談の先生は、出囃子ではなく、“片シャギリ”で上がります。 こちらも、いつも私が叩いてます。 もちろん、一番太鼓等も私の仕事です。 二つ目になり、寄席ではあまり叩く機会が無いので新鮮です。 

前座の時は、太鼓は叩くばかりで、自分の出囃子はありません。 二つ目になると、自分の出囃子を持つことが許されます。 私の場合、お囃子の師匠の薦めで、「京鹿子娘道成寺」の“チンチリレンの合方”を使わせてもらってます。 師匠のアガリも「道成寺」ですが、パートが違うので、雰囲気もだいぶ異なります。 寄席にお出かけの際は、出囃子も楽しんで頂けたら幸いです。

ちなみに、携帯の着メロは“チンチリレン”と、故・文朝師匠の“外記猿”を使ってますよ。 歌舞伎のサイトhttp://kabuki.mbox.jp/bin/ks-modelcheckから、取りました。

今朝、教育テレビの「いろはに邦楽スペシャル」を観ました。 司会の山田邦子さんと、三味線の杵屋裕光さんが、“チンチリレン”を弾いてました。 難しい曲なのに…、山田邦子はエラい!

自分の出囃子を弾けたら、カッコいいんでしょうが。 …やめときます。



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