いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツ 附 ジキシルさんの質問のこと

2010-07-15 03:24:08 | 潜在意識の活用法
 無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツ 附 ジキシルさんの質問のこと
 
○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     

○この文の目的
 この文では、無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツを説いている本から学びます。
 この種のことを説いている本は、潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法の本、目に見えない世界/無意識の世界/例えば霊的な世界とか精神世界とかいう言い方でその存在が語られる、未だ人類一般がその存在を気付かず、知らないでいる世界等について解説している本に属しています。

○浅見帆帆子さんの本
 前に取り上げた浅見帆帆子さんが書いておられる本も、無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツを説いて本の例になります。
 新しい本が出るたびごとに、目に見えない世界の仕組みとこれを造っているルールについて浅見さんご自身の理解が深まりつつあるようです。
 先日手に入れたのは、次の本でした。

 浅見帆帆子 やっぱりこれで運がよくなった 幸運な人たちは知っている目に見えない世界のルール 廣済堂出版 2005年

 但し、浅見さんには、目には見えない世界に関する一般法則論的な基礎知識がありません。
 しかし、これを、上記の本でも、経験則でハウツー化した知識でよく補っているように思います。
 実用になるのは、ハウツー的な知識ですから・・・。

○笠原敏雄 懲りない・困らない症候群  日常生活の精神病理学 春秋社 1997年
 この本も、無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツを説いている本の一つだ、ということが出来ます。

○名人/達人/天才になる原理的仕組みの発見を紹介している本も無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツーに属する
 最近の文で繰り返し取り上げている次の本も、無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツーに属します。

 ①マシュー・サイド 山形浩生&守岡桜 訳 非才! 柏書房 2010年
 ②ジョフ・コルヴァン 米田 隆 訳 究極の鍛錬 サンマーク出版 2010年

 この本の知識に一般法則論の知見を加えて、誰もが、即ち、例えばあなたや私が、何かの分野で、名人/達人/天才になる原理的仕組みを図式的に示すと、以下のようになります。

 名人/達人/天才! =自発的なやる気をもたらした何かの切っ掛け+累積一万時間または十年間の一つ事への真摯で一途で集中的な取り組み/練習/修行(究極の鍛錬その1)+常に上を目指して自分の限界を超えようとする挑戦的な創意工夫と鍛錬/修行(究極の鍛錬その2)+イメージ・トレーニング/メンタル・トレーニング+Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを丸ごと活用する技術

○成功するヒト/名人/達人/天才になるには「運と偶然を味方につけるのも実力の内」の意味を理解する必要がある
 名人/達人/天才になる原理的仕組みを使うとき、ここで一つ強調しておくのが良いことがあります。
 それは、「運と偶然を味方につけるのも実力の内」という言葉が意味していることです。
 何かを実現しようとして、これが実際にうまく行った後で、これを振り返って検討すると、そこには、訳のわからない、偶然のもの、奇跡的なもの、オカルト的なものなど何も無い、と分かります。
 全てが、因果必然の自然法則の働きの過程を経て、なるべくしてなるように事が運んだ、と分かります。
 と言っても、「だから、私は、運や偶然や奇蹟など、訳の分からない、非科学的で、合理的では無いこと、因果必然的ではないことは絶対に頼りにしない。」と考えるのは間違いです。
 しかし、現実には、ガンで余命が後一年と医者に宣告されても、実証主義的な自然科学を基礎にしている西洋医学以外の、非科学的ないわゆる代替医療や奇蹟をもたらす潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法/病気や誤った信念や思い込みを癒す原理の活用法などの話は、絶対に受け入れない!!! と言い張る人達は決して少なくはありません。
 この点に関して、河合隼雄先生は、村上春樹氏との対談の中で、次のような趣旨のことを言っておられます。

 病気は、(当事者の想定外の)何かの偶然を切っ掛けにして治っていく。
 「偶然の力」がもたらす治癒力を知らず、これを認めない人達は、「偶然を待つ」ことが出来なくて、(当事者が「かくありたい!」/「かくあるべし!」と勝手に決め込んだ)何か必然的な手段・方法で病気を治そうとして全部失敗する。

 村上春樹、河合隼雄に会いに行く 岩波書店 1996年

 実際、成功の過程では、意味のある偶然の一致、奇蹟、話が出来すぎ、そんなの嘘だ、単なる偶然だ、非科学的だ、合理性が無い、ということで、多くのことが成り立っています。

 「自分は、物事を科学的に合理的に論理的にのみ考える人間である。故に、運や偶然や奇蹟など、絶対に頼らないし、当てにしない!」と言うと、もうなることもならなくなります。
 何故でしょうか?
 この答えは、物事を成功に導いてくれる或いは不治の病を治してくれる唯一・絶対・普遍かつ全知全能の力は、この世界の成り立ちと仕組みの全てを造り、その全てを支配し、その全てを秩序付け、その全てを制御している、無意識の心/潜在意識の心の働きしかないからです。
 そして、行動するヒトが、「自分は、物事を科学的に合理的に論理的にのみ考える人間である。故に、運や偶然や奇蹟など、絶対に頼らないし、当てにしない!」と言うと、運や偶然や奇蹟を味方にする全知全能の力を持つ無意識の心/潜在意識の心の働きは自動的かつ必然的に排除され、停止してしまうのです。
 無意識の心/潜在意識の心の働きは、意識のある心の命令に自動的かつ必然的に絶対的に服従するという属性があるからです。
 また、こうであってこそ、無意識の心/潜在意識の心の働きを絶対的に信頼して絶対的に頼りにすることができます。
 無意識の心/潜在意識の心の働きには頼らない、と言えば、自動的かつ必然的に、ヒトの意識のある心が利用できる知識と経験と技術だけで、事を成そうすることになります。
 しかし、全知全能には程遠いヒトの能力のみを頼りにして、例えばヒトの身心のような、全知全能の無意識の心/潜在意識の心の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みを、ヒト/自分の思い通りに操作し、制御しようとするのは、原理的に最初から無理があります。
 人智の及ばない全知全能の無意識の心/潜在意識の心が引き起こす因果必然の働きが、ヒトの目には、運や偶然や奇蹟に見えるだけなのですが・・・。
 言い換えると、人智の及ばない全知全能の無意識の心/潜在意識の心が引き起こした結果から、その因果必然の働きが、ヒトの目にも明らかになり、そこには偶然や運や奇蹟など無かった!!! という理解になる訳です。

 残念ながら、この話は、中々ヒトに通じません。
 もっと良い医者にかかれば、もっと良い病院に行けば、もっとお金があれば、権力を握れば、資格を取れば、政治に頼れば、男女が平等になれば、他人/社会/国家が、他の誰でも無いこの私の人間としての尊厳と基本的な人権を尊重し、もっと愛情/人情/温か味のある関心を持って優しく接して、私の生存権を大事にして世話をしてくれるならば・・・などと、およそΩ神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みの中では想定外のことを要求するという間違った世界観、人間観、言い換えると、それと自覚の無いままに、無明/妄想/魔境/業・・・の心に汚染されている人たちが一般的だからです。

 成功するヒト/名人/達人/天才になるには「運と偶然を味方につけるのも実力の内」の意味を理解する必要がある、という大事なことを説明しました。

○自分の心に響く説明の仕方をしている本を見つける
 無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツを説いている本は、現在、本屋さんの潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法の本、成功哲学等を説いている本のコーナーに行けば、沢山見ることができます。
 また、この種の本は、次から次と新しい本が誕生しています。
 この中で、自分の心に響く本を探すことです。
 私も、一般法則論のより良い説明の仕方を求めて、この種の本に絶えず目を配っています。 
 記憶すべきことは、イエスの時代や仏陀の時代よりも、無意識/潜在意識の世界に関する人類の知見が広く深くなっている、ということです。
 これによって、キリスト教神学や仏教哲学が教えてくれる以上の事を、潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法/病気や誤った信念や思い込みを癒す原理の活用法等が知っていて、教えてくれる、という事実がある、ということです。
 例えば仏教書だけに頼って無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服する事を試みるのは、今、現在では、了見が狭いということになります。

○一般法則論こそ無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服する原理的なコツを説く根本哲学です
 一般法則論は、いわゆる創造主である神の存在証明をして、ヒトが作ったのでは無い天然自然の創造主である神が造った、ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の成り立ちと仕組みを明らかにして、これを知らないことに発する無明/妄想/魔境/業・・・の心を克服するハウツー的なコツを説明しています。
 潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法等は、一般法則論が説明しているこの世界の成り立ちと仕組みを大前提にして、そのハウツーの説明をしています。

○追記 ジキシルさんの質問には別の文で答えますが、ここでは簡単に答えておきます。
 ジキシルさんから、以下のような質問を頂きました。
 有難うございます。
 読み易いように、質問文の全体の構成を整えました。
 答えは、全て、一般法則論の哲学から出てきます。

 「質問 2010-07-14 02:42:28   2010/07/14
 人の人生ってあらかじめ決まってますか?
 決定論は正解すか?

 キリスト教神学の摂理論では、
 第一摂理=人の運命はおおかた決まっているが、神の被造物たる人の人生の細かな内容は決まってない、
 第二摂理=人の人生はすべてあらかじめ決まっいる、
とし、
 前者を有神論、後者を理神論として、そのどちらかで説がわかれています。
 ぶっちゃけどっちですか?

 迷えるパキシルを救ってください。」

 一般法則論の答えは・・・、
 摂理論は、完全に間違っています。
 もちろん、決定論も間違いです。
 有神論は、説明不足の、不完全で不正確な考え方です。


 「もうひとつあります。
 人間万事塞翁が馬、といいますが、
 人生には、流れ、みたいなものがあって、その流れはあらかじめ決まっているように感じるときがあります。
 事後的に見て、これとあれは予定調和すぎる、みたいな。

 ちなみに22才です。迷ってます。
 自分のブログに、一般法則論をみてください、という書き込みがあってから、一年以上このブログ見てます。お願いします。」

 一般法則論の答えは・・・、
 この文での話にも関連しますが、あなたのように感じることは、誰にでもありうることです。
 この仕組みの説明は、多言をようしますが・・・。
 なお、「人間万事塞翁が馬」という話は、その中身の理解の仕方で、間違いだとも正しいとも言えます。
 「この世界は、運と偶然に支配されていて、ヒトは、これを支配し制御することは出来ない」という一般的に理解されている解釈に基づけば、間違っている、ということになります。

 差し当たりの答えは、以上です。
 追記の終わり

○追記2 無明/妄想/魔境/業・・・の心が病膏肓(こうこう)に入っている方には・・・ 2010年7月16日
 ブレンダ著 すべての望みを引き寄せる法則ーーー夢を叶えるタッピング 春秋社 2007年

 著者は、それと知らずに、「自分に不幸を引き寄せる習慣」を、子供のときから大事に育んできた、と気付くことから話が始まっています。
 追記2の終わり
 

 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

1 コメント

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Unknown (ジキシル)
2010-07-16 01:48:51
悟りの体験、をしたときの辺りの精神状態はどんなものてわしたか?苦しい時期でしたか?それとも、全てが明るく感じる時期でしたか?

悟りは徐々に起こるのではなく、一気に起こる、と以前の記事でありましたが、すべてが陰欝に見える僕でも悟れる可能性はありますか?