1 情勢や業界の動き
✦全国コットンサミット in 岸和田(大阪日日新聞 )
❏植物の穂、毛織物起毛し100年(朝日8/10)
✦厳選食材と遊び心 ついつい長居 「ラ・バッロッタ」(イタリア料理)
2 今月の報告
✦ 報告1 三方 良さん「飲食店の工夫」
✦ 報告2 松井 さん 「靴づくりの夢を追求して。苦労と喜び、そして・・・」
【出された意見】
飲食店の工夫について
●店の雰囲気では、常連さんがカウンターで店主と身近な会話をしていると、一見さんは入りづらくなってしまう
●以前、レンタルビデオ店で働いたとき、スタッフで人気ベスト10を作ってアピールしたところ、見事に上位のものからお客さんが借りるという傾向があった。「我が店での注文ベスト10」というのは、初めての人は注文するときの基準になる
●つまみや料理が出てくるスピードでいえば大阪以外の他都市は遅い。出てくるのが遅いのは人を減らしているということもあるのではないか
●商工会議所の地産地消の取り組みで参加していた人たちは「粉もんよりカウンターでの料理文化を盛り立てたい」と話していたのが印象的だった
(「カウンター割烹」というそうです。詳しくは商工会議所のHPに載っています)http://www.osaka.cci.or.jp/syoku_osaka/food/history.html
●スナックや散髪屋でシルバー割というのがある。
靴づくりの夢と苦労・・昔は靴と言えばほとんどオーダーだった。しかし時代の流れで既製品が横行し量産品ばかりになっていった。その中で高級化路線で作って行かなあかんという気持ちが芽生えた。
12年前、毎日新聞に掲載されたことが大きな転機に。今年「となりの人間国宝さん」に出たが、うちには普通の足の人はあまり来ない。今日は八尾のお客さんに特注のスリッパを届けた。その人も足が悪く最初は普通の靴を注文された。だけど家の中に入ると靴を脱がないといけないので家で不自由な思いをする。だから家でも足にあったスリッパを履きたいという要望だった。お客さんの靴を作るとき、厳しいプロとしての目で自分自身を責めながら仕事をしている。今が一番最高のものを作れると確信している。極めてきた感じがする。
あるメーカーでは「足型計測器」を開発し60万点で足の形を測定できる機械を作った。確かに型は正確だが、足の皮膚というのは硬い人や柔らかい人など様々なので、そこまでは測れない。作り手が確かめないとうまくいかない。靴は進化し続けている。その中で自分の信念を貫く。終点のないもの。少しでも前進するよう自分の持てる力を提供したい。
私の師匠はイタリアで修行してたが、イタリアは職人を大事にする。一流職人が編み出したものを大事に尊重している。日本はそこが欠けている。世界に出してもおかしくないものを作るから職人がしっかりしている。靴は消耗品であり芸術品ではない。作ってもすり減る。駒沢大学の吉田先生が「修理のきくもんを作ることが大事」と60周年で話していたことがとても印象に残った。
もっと人間を大切にして職人を大事にする世の中になってほしい。
3 次回の報告
✦増田さん テーマ:丁寧さを追求しながら、部分的な機械化を取り入れて仕事を長く続ける工夫
✦全国コットンサミット in 岸和田(大阪日日新聞 )
❏植物の穂、毛織物起毛し100年(朝日8/10)
✦厳選食材と遊び心 ついつい長居 「ラ・バッロッタ」(イタリア料理)
2 今月の報告
✦ 報告1 三方 良さん「飲食店の工夫」
✦ 報告2 松井 さん 「靴づくりの夢を追求して。苦労と喜び、そして・・・」
【出された意見】
飲食店の工夫について
●店の雰囲気では、常連さんがカウンターで店主と身近な会話をしていると、一見さんは入りづらくなってしまう
●以前、レンタルビデオ店で働いたとき、スタッフで人気ベスト10を作ってアピールしたところ、見事に上位のものからお客さんが借りるという傾向があった。「我が店での注文ベスト10」というのは、初めての人は注文するときの基準になる
●つまみや料理が出てくるスピードでいえば大阪以外の他都市は遅い。出てくるのが遅いのは人を減らしているということもあるのではないか
●商工会議所の地産地消の取り組みで参加していた人たちは「粉もんよりカウンターでの料理文化を盛り立てたい」と話していたのが印象的だった
(「カウンター割烹」というそうです。詳しくは商工会議所のHPに載っています)http://www.osaka.cci.or.jp/syoku_osaka/food/history.html
●スナックや散髪屋でシルバー割というのがある。
靴づくりの夢と苦労・・昔は靴と言えばほとんどオーダーだった。しかし時代の流れで既製品が横行し量産品ばかりになっていった。その中で高級化路線で作って行かなあかんという気持ちが芽生えた。
12年前、毎日新聞に掲載されたことが大きな転機に。今年「となりの人間国宝さん」に出たが、うちには普通の足の人はあまり来ない。今日は八尾のお客さんに特注のスリッパを届けた。その人も足が悪く最初は普通の靴を注文された。だけど家の中に入ると靴を脱がないといけないので家で不自由な思いをする。だから家でも足にあったスリッパを履きたいという要望だった。お客さんの靴を作るとき、厳しいプロとしての目で自分自身を責めながら仕事をしている。今が一番最高のものを作れると確信している。極めてきた感じがする。
あるメーカーでは「足型計測器」を開発し60万点で足の形を測定できる機械を作った。確かに型は正確だが、足の皮膚というのは硬い人や柔らかい人など様々なので、そこまでは測れない。作り手が確かめないとうまくいかない。靴は進化し続けている。その中で自分の信念を貫く。終点のないもの。少しでも前進するよう自分の持てる力を提供したい。
私の師匠はイタリアで修行してたが、イタリアは職人を大事にする。一流職人が編み出したものを大事に尊重している。日本はそこが欠けている。世界に出してもおかしくないものを作るから職人がしっかりしている。靴は消耗品であり芸術品ではない。作ってもすり減る。駒沢大学の吉田先生が「修理のきくもんを作ることが大事」と60周年で話していたことがとても印象に残った。
もっと人間を大切にして職人を大事にする世の中になってほしい。
3 次回の報告
✦増田さん テーマ:丁寧さを追求しながら、部分的な機械化を取り入れて仕事を長く続ける工夫