将軍様の手記

道の先へ

21世紀の発光信号

2005-06-28 23:26:52 | 日常
照明光で可視光通信、携帯に情報配信 関空で実証実験


>空港内の蛍光灯やLED照明の光を使い、搭乗便情報などを配信する実証実験が関西国際空港で行われる。
<中略>
>情報を伝えるのは、LEDや蛍光灯などが発する可視光。高速点滅や変調でデータを送信し、蛍光灯なら10Kbps程度、LEDなら数十Mbpsで通信可能という。既存の照明施設を活用できる上、通信エリアを目で見て確認できるといったメリットがある。


これ面白い!流行の無線ではなく、目で見える光での通信というのが激しく面白い。

よく考えてみれば、可視光だって立派な電磁波なわけですからそれを使って通信できるのは当たり前。目がチカチカするんではないかとも思いましたが、今だって1秒間に60回点滅してる蛍光灯が気にならない位ですので、超高速で点滅させるのなら無問題ですね。何よりも『照明があるところでは通信できる』という分かりやすさが最高。

素人でも容易に考えられる課題は、可視光を使う→太陽の陽が燦々と当たる場所でも使えるのかという点と、容易には回折してくれない可視光で通信安定性が確保できるのか、という二点でしょうか。まあ、その分析も含めた実験なんでしょうが。

最近は技術の進歩にも慣れてきて大抵の新技術には驚かなくなってきつつあった(というか新技術自体が既存の技術の漸進的な進歩でしかないように感じていた)んですが、ひさびさにテクノロジーに夢を感じました。世の中まだまだネタは転がっているものですね。

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