アバウトなつぶやき

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シャガール 三次元の世界展

2018年02月20日 | かんしょう
先日終わってしまいましたが、そういえば名古屋市美術館で開催されていたシャガール三次元の世界展を2月の初めに観に行ってました。





この展覧会はシャガールの立体作品(彫刻)に着目したちょっと珍しい視点でした。
シャガールの絵画の世界観をそのまま彫刻にしたような作品が多く、技術的にはちょっとビミョー。
聖書や神話をモチーフにしたものはレリーフ調だったりしてちょっとイイかも、って思ったけれど立体でシュールを表現すると面白さはともかく美しさというものからは離れていくのだな、と感じてしまいます。
美術より芸術という観点で見る作品たちだと思いました。

ただ、今回はシャガールの「ユダヤ系ロシア人」という生い立ちを感じさせられてしみじみする部分が多々ありました。
若いころ、実家に戻った際の作品を見て感じる部分があったことも一つですが、自分自身の直近の出来事として知人がエルサレムに行った話を聞いたことにあります。
「嘆きの壁」を描いた絵があったのですが、エルサレムの抱える複雑な事情に思いを馳せている時期に見たことで、より感慨深く見る事が出来たと思います。ユダヤの人たちの思いは深いことでしょう。。。

嘆きの壁(なげきのかべ、ヘブライ語: הכותל המערבי‎, アラビア語: حائط البراق‎, 英語: Wailing Wall)は、ヘロデ大王時代のエルサレム神殿の外壁のうち、現存する部分。神殿はユダヤ教で最も神聖な建物であった。紀元前20年、ヘロデ大王によって完全改築に近い形で大拡張された神殿を取り巻いていた外壁の西側の部分であり、ユダヤ人は「西の壁」と呼んでいる。この部分を含め、外壁はその基礎部分がほぼすべて残されている。

なお「嘆きの壁」の単語自体は、古くからのアラビア語 el-Mabka(「涙の場所」の意)の直訳である[4]。「嘆き」とは、神殿の破壊を嘆き悲しむために、残された城壁に集まるユダヤ人の習慣を表現している。〈ウィキペディアより抜粋〉


彫刻作品に絵によく登場する鶏やロバがあり、素直にかわいらしいと思いました。
しかし、あれって自分が昔飼っていた家畜がモチーフだったんですね。実はもっと暗喩的なものがあるのかと思ってました。

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