ろぐろぐ音楽ブログ

a-kiという人間の手による、J-POPあたりをメインに色々好き勝手書いてる適当ブログ。

鈴木亜美「AROUND THE WORLD」全曲レビュー。

2005年10月19日 21時20分20秒 | 感想・レビュー(アルバム)

鈴木亜美「AROUND THE WORLD」(★8点)
祝★4年4ヶ月ぶりのアルバムチャートTOP5入り(でも売り上げは微妙だよね…)!ということで、当ブログ開始以来、初めてのアルバム全曲レビューをやってみたいと思いまっす。

1.AROUND THE WORLD
y@suo ohtani作曲。確か「ダンスチューンの集大成」というキャッチコピーを見た記憶があるのでてっきり「Delightful」「Eventful」を作曲した渡辺徹かと思ってた。
んでこの曲、なんか元々バラード~ミディアムテンポ用に作られたメロディーを編曲でアップテンポにした感じなんですよね、本当のところはわからないですが・・・。悪くはないけど、ちょっとシングルとしてはパンチに欠けるかな。でも「AROUND THE WORLD 初めてあなたと出会い~」の大サビは良い。1曲目としては悪くないです。

2.Hopeful~OVERHEAD CHANPION MIX~
配信限定だった原バージョンは「うっわー何このアレンジ・・・」っていう210円の価値があるかどうかもアヤシイ曲だったのですが、このリミックスではなかなか良い感じにアレンジされています。メロディーは元々悪くないし、1,2曲目とかっ飛ばしていく曲順も正解。
アルバムを売る側としてはCD化されてない原バージョンを入れたほうが良かっただろうけど(コレはSG「Delightful」に収録済)、アルバムの流れ&曲の出来としてはこっちを入れて大正解。

3.Beautiful
~fulシリーズ第4弾(確かホントは3部作だったような?)作曲が元datの鈴木大輔、編曲が元HΛLのats-(佐藤あつし)。ats-編曲が好きなので期待してたんですが、これが見事に期待通りで。
わかりやすくてキャッチーなメロディにats-さんのいかにもな編曲が見事に功を奏してると思います。3曲目でも飛ばしまくりです。アゲアゲです。
難を言えばABメロとサビのつながりが悪い所ぐらいか。

4.Sweet Voice
ここでスローバラード。曲自体は悪くないんだけどねー・・・やっぱりあみーごにバラードは合わないっすよ。変にアーティスティックに歌おうとしているのも逆効果。元々歌唱力が・・・なんだからもっとストレートに歌ってもいいと思うんだけど。ストレートに歌っていたからこそ小室時代には「OUR DAYS」なんつう名曲も生まれたわけだし。
でも曲はいいです。アレンジも適度にゴージャスな感じで。

5.Delightful
4年以上のブランクがありながらオリコン3位を記録したシングル曲。やっぱキャッチーだよねこのサビ。moveの「FLY ME SO HIGH」のモロパクリではあるけれど、個人的にはこっちのほうが好きだなぁ。イイ物を作ったモン勝ちですね。

6.For yourself
配信限定だった曲。これは特に変更はないみたいです。で、アレンジがh-wonderさんなんだけど、この人のアレンジって(ついでに言っちゃうと作曲も)どうも好きじゃない・・・。悪いところはないんだけれど、面白みもなく、平凡な感じで。それとアルバムの流れにもあんまり合ってないような気も・・・南国風味?
曲の方はまずまず。サビへの入り方がちょっと変わっていていいフックになってます。

7.ねがいごと
だーかーらー、あみーごにバラードは・・・(しつこい)。でもコレ、この季節になってくるとピッタリですね。作曲はまた鈴木大輔さんなんだけど、全編通してこれは!って感じのグッと来るメロディー。イントロからして珠玉の出来、です。やっぱり夏に出したのが印象悪かったなぁ。今聞くと結構イイです。歌唱も「Sweet Voice」ほど悪くないし。

8.Risk
ここで再びアゲアゲモードに突入。またまた作曲は鈴木大輔。で、編曲も「ねがいごと」と同じ人なんだけど、同じ組み合わせとは思えない(笑)アップテンポなナンバー。アレンジの感じが最初の方の曲とはちょっと違う感じがするけれど(サビのボーカルエフェクトもそう感じさせる原因かも)、基本的には3曲目「Beautiful」と同じ路線。アゲアゲです。

9.Eventful
~fulシリーズ第3弾。これはいい曲っすね。鈴木亜美のボーカルにも合ってるし。でぃーぷなーぃっ♪霧に紛れて抱き合いたい~っていうサビのフレーズは頭に残ります。あとテレビ出演の時のダンスも結構キマっててかっこよかったです(歌唱は何とかして欲しかったけど…)。アルバム中でももっとも好きな曲です。

10.with you
イントロから「うっわーどーなのこれ?」って感じで、続くABメロもタルくってイマイチ・・・。でもサビメロはそこそこキャッチーで聞きやすいです。が、イントロもそうなんだけど全体的にアレンジが難。トランスアレンジなんだけど、アゲアゲなわけでもなく、どうにもテンションが落ちちゃうなぁ。その割にボーカルを邪魔する、結構ダメなアレンジ。アレンジ次第でもう少し印象が変わったと思うんだけどなぁ・・・・

11.Times
「ねがいごと」のカップリング曲。で、これT.M.Revolutionのベストアルバム聞いて初めて気づいたんだけど、「魔弾~Der Freischutz~」って曲とサビメロが酷似してます。いいのかこれ。「Delightful」みたいにこっちのほうがイイ!って言うほどの出来ではないし。
悪くはないですけどね。むしろ好きです。まぁ女性ボーカル版T.M.Rだと思えばいいか(いいのか?)。

12.I'm alone
アルバムのシメにふさわしい、ミディアムテンポの短いバラード曲。この曲はラスト以外あり得ないでしょうね。「愛される人で在りたいのなら 愛することを忘れてはならない」っていうサビのフレーズが結構気に入ってます。どっかで聞いた気がするけど。
作曲:菊池一仁、編曲:kzbってあるけど、kzbって菊池さんなのかな?かずぼー→kzb。いや、全然違う人かも知れないけど(汗

総評:
申請、じゃなくって新生あみーご誕生って感じですか。これからもトランス、っていうかダンスチューンをメインに曲を出していくんでしょうか?この路線はとりあえず賛成です。あみーごの声にも合ってるし。アルバム全体で見ると、あともう少し、っていう感じがなきにしもあらずだけど、アルバム曲もパンチの効いた楽曲が多く、聞き応えがあります。

一つ難点を上げるとすれば、「Sweet Voice」でも書いたんですが、歌い方が変にアーティスティックに歌おうとしているのが所々気になります。もう少し歌唱力がつけばねぇ・・・

でもまぁ、なかなか良くできたアルバムだと思います。打ち込み系やダンス系サウンドが好きな方は是非どうぞ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿