≪生き活き職場を育てるタネ≫ ~職場をイライラに支配されないために~

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続 「きく」には種類がある

2016-03-31 19:02:30 | 日記
昨日まで2日にわたって、『職場には信頼関係が必要である。信頼関係を築く1つの方法として、相手の話を最後まできちんと「きく」ことがある。という話から、「きく」には種類がある』というお話をさせて頂いております。

で、今日は、その続きです。

昨日は、「きく」の種類として、「聞く」と「聴く」があるというところまでお話しました。

さて、今日は、3つ目の「きく」のお話です。

3つ目の「きく」は、何でしょうか・・・

それは

「訊く」 です。

これは、たずねること。つまり、相手の話に対し、質問をしながらより理解しようとすることになります。
相手の話に対し、相手を目できちんと見て、心を寄せて聴き、話を遮らないように気をつけながら、必要に応じて質問を投げかけて、相手の話を引き出していく、あるいは相手の話をより理解しようとする、そういうことを「訊く」といいます。

これは、きき方を間違えると詰問しているようになってしまいますので、なかなか難しいきき方ですが、これができれば、話をしている相手は、きっと「自分を大切にしてくれている」と感じることになり、良い信頼関係を築いていくことができるでしょう。
特に管理職の方には、この「訊く」は、ぜひ実践して頂くとよいと思います。

ここまで、3種類の「きく」をご紹介きました。
いかがだったでしょうか。

職場では、この3つのきくを、正しく使いわけて、相手を大切にできるといいと思います。
特に部下を持つ管理職の方に、この使いわけを身につけて頂けると、職場風土は格段に良くなることが期待できるはずです。



そして、この「きく」の3段活用に関連し、今日、このブログを最後まで読んで頂いた皆さんへだけこっそりお話したいことがあります。

それは

実は「きく」には、隠れキャラの「きく」があるということです。

この隠れキャラは、特に管理職の方に力を与えてくれる「きく」といえます。

さて、それは何かというと…

それは、「効く」ということです。

これまでお話してきた「きく」の3段活用を適切に実践していくことによって、

・管理職としてのあなた自身の信頼を高める効果

・信頼関係と良好なコミュニケーションに基づいた良い職場風土へと繋がる効果・・・etc.

いろいろと良い影響が起きるように、職場の活性化にポジティブに「効いて」くるのです。

皆さんも、「きく」の3段活用を実践して、ぜひこの「きく」の隠れキャラ「効く」を手にしてくださいね(^^)v

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また

「きく」には種類がある

2016-03-30 18:51:22 | 日記
昨日は、職場で大切なものの1つとして、「信頼」があり、人に信頼されるには、人の話をきちんときくことであるというお話を書かせて頂きました。

で、今日は、その「きく」について、少し考えてみたいと思います。


さて、皆さん

「きく」には、種類があることをご存知でしょうか。


「きく」には、3つの種類、いや、段階といったほうが適切かもしれませんが、あります。

では、それを順番にお話していきましょう。

1つ目の「きく」は、「聞く」です。
これは一般的ですが、相手の話を耳で聞いている状態をいいます。
少し極端ですけど、わかりやすいように表現すると、音として耳に入ってきている状態といえばいいでしょうか。
話はちゃんと聞いてはいるけれど、「きく」の段階としては、初級段階といえるでしょう。


では、次の「きく」にいきましょう。

2つ目の「きく」は、「聴く」です。
これは、いわゆる傾聴、つまり注意して相手の話を聴いている状態です。
聞くよりも一段階望ましい状態であるといえるでしょう。

◆「聞く」と「聴く」の違い

「聞く」と「聴く」
漢字で書くと、どちらの漢字にも耳が入っていますが、「聴く」には、それに+(プラス)目と心が入っています。
つまり、聴くは、相手をちゃんと目で見て、相手の話すことに心を寄せて聴くということになるのです。
このほうが、相手も「自分のことを大切にしてくれているな」と感じることは明らかでしょう。

だから、相手の話をきく時は、聞くよりも聴くを心掛ける必要があるといえるでしょう。

で、ここまでの「きく」はよく知られているものだと思います。
では、3つ目の「きく」は何かというお話に移りたいと思いますが、少しボリュームが多くなっちゃいますので、今日はここまでとし、続きは、明日書かせて頂きたいと思いますm(_ _)m

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

明日もよろしくお願いいたします。
では、また

信頼関係を築くには

2016-03-29 18:55:18 | 日記
職場において大切なことの1つは、職場の仲間との「信頼」である。

信頼できるから仕事を頼めるし、信頼できるから協力してあげられる。
こうした信頼関係があるかないかで、仕事の成果に差が出ることがほとんどだ。

では、信頼とは、どうすれば築けるのだろうか。

信頼は、自分から「信頼して」と言っても、相手が信頼してくれるとは限らない。
いや、もしかしたら、そんなことを言えば、むしろ信頼されないことのほうが多いかもしれない。

相手に信頼してもらうためには、相手を大切にしなけばならない。

相手を大切にするには、まずは自分が大切にされていると感じる時は、どんな時かを想像してみるとよい。

私は、その1つとして、自分の話をきちんと最後まできいてもらえた時があげられるのではないかと考える。
これには、賛同してくれる人も多いだろう。

信頼関係を築くには、まずは、相手の話を最後までしっかりときくことから始めてみることも有効なのだと思います。

明日は、この人の話を「きく」について、少し考えてみたいと思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

明日もよろしくお願いいたします。

では、また

感謝できるために・・・

2016-03-28 20:51:33 | 日記
「ありがたい」は、「有り難い」と書きます。

では、ありがたいの反対語は、何か?
ご存知ですか?

「ありがたい」は、有ることが難しいことが有る(起きる)から、有り難いといいます。

このことから、逆にいつも有る(起きる)ことが、「ありがたい」の反対になるわけです。

で、そのことを何というか。
それは

「当たり前」です。

つまり、「ありがたい」の反対は、「当たり前」ということになるのです。

そこで、私は、この「ありがたい」と「当たり前」の関係をふまえて、次のように考えてみると、「ありがたい」と感謝できる機会が増えるのではないかと考えています。

それは、当たり前の基準を変えてみることです。

私たちが、何かをしようとした場合、思い通りにいくことは少なく、何かしら想定外のことが起きることのほうが多いです。
ということは、思い通りにならないのが、「当たり前」ということになります。

しかし、私たちは、無意識のうちに、物事は思い通りにいくものだと考えてしまいがちです。

だから、意識して当たり前の基準を「思い通りにいくのが当たり前」から変えて考えてみるのです。
「思い通りにいかないのが当たり前」と…

そうすれば、

ほら、思い通りにいかなくもイライラしなくなり、思い通りにいったら「ありがとう」と感謝できるじゃないですか!

これ、職場にイライラやモヤモヤを生まないためにも、そして何より、自分自身が精神的に苦しまないためにも、おすすめですよ(^^)v

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また

AI ~雑感~

2016-03-27 18:57:13 | 日記
最近、よくニュースで取り上げられている話題に、人工知能(AI)のことがある。

囲碁の勝負でトップ棋士に勝ったとか、自動車の自動運転が成功したとか…etc.
将来、ドラえもんが本当に作られる可能性もあるとかないとか…(^^;)

いやはや、すごい時代になったものだと驚くばかりです


しかし、ここ数日のニュースでは、個人的にちょっと気になるものが出てきた。

その1つが、マイクロソフトが開発していたAIが、差別的発言を始めて緊急停止されたというニュースです。
このニュースからは、何か警鐘めいたものを感じた方もいらっしゃるのではないかと思います。


また、AIが小説を書くというニュースもありました。
それに関連して耳にした話では、アメリカでは、既に新聞の記事をAIが書いているらしいです。

これを聞いて、私は、少し複雑な思いを持ちました。
それは、「AIが書いた小説や記事を読んで、人はどういう気持ちなのだろう」という思いです。


そもそもAIを開発する目的は、何なのでしょう。

災害現場で人が行けないような危険な場所に入って行き救助活動をする、高齢化社会において1人暮らしの老人のサポートをする、自動運転によって自動車事故を減らす…など、私たちの社会や生活に役に立つことも多いと思います。
こう考えると、AIは、私たち人間の役に立つため、人間を幸せにするために開発されているのだと思います。


将来、私たちの仕事の多くは、AIや機械化によってなくなるだろうといわれています。
そして、将来残る仕事は、高度で創造的な仕事か、複雑な動きを求められる仕事といわれており、そうしたスキルを身につける必要があるといわれています。
しかし、小説を書くとか新聞記事を書くとかは、この人間が守るべき創造や創作の領域に踏み込んでしまっているように、私には思えるのです。

人間は、社会に関わりを持ち、役に立つことで、生きがいや幸せを感じる生き物です。
だから、仕事、いや職業というものが、人には必要なのです。
人に残すべき仕事まで、AIが奪ってしまうことがないよう願いたいものです。

確かに、今のAIに関する技術の進歩は素晴らしいです。
これからもさらに進化していくことでしょう。
この流れは変わらないと思いますが、便利と引き換えに、人が生きがいや幸せをなくさないよう、あまり行き過ぎないことを願うばかりです。


以前、このブログで書いた「機心」でも触れましたが、機械や技術に心を支配され、人の心を失わないように気をつけたいものだと改めて思いました。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
では、また