~街の電気屋さんの日常~ アトム山口阿知須店 (有)岡村電器

山口県山口市阿知須で、街の電気屋としての日常を少しずつご紹介していきます。街の電気屋さんは、いろんなことします。

排水ポンプ車の実務訓練

2021年05月19日 | 消防

九州・山口地方が『梅雨入り』しました!!

 

やたら早い、梅雨入りです。

平年より20日ぐらい早く、統計史上2番目の早さだそうです。

まさに、憂鬱なシーズンの幕開けですね。

 

毎年この時期になると、梅雨時の災害に備えて、阿知須方面隊では 排水ポンプ車の実務訓練を行っています。

時は、5月16日の日曜日。

休日にもかかわらず、十数名の団員が参加!!

 

ところで、全国広しと言えども、この車の操作を担当している消防団は珍しいと思いますよ。

車両はこちら。

 

 

 

 

荷台には、大型の発電機・水中ポンプなどを積んでいます。

車両重量は、8トン弱になります。

さて、訓練 開始!!

 

 

 

 

こちらが、水中ポンプ。

1基で1分間に5トンの排水能力があります。

このポンプを6基積んでいますので、毎分 30トンの排水OKです。

 

 

 

 

オレンジの物体が、フロート。

つまり、浮き輪の役割を果たします。

ポンプをいきなりブチ込むと、底のどろや異物を吸い込みますので、このブイにぶら下げて使用します。

ただ、この水中ポンプ 重量が25Kgあるのでなかなか大変です。

排水ホースを接続。

 

 

 

 

排水ホースは、1本25mですがさらにもう1本延長。

 

 

 

 

こちらが、発電機の操作パネル。

 

 

 

 

 

 

メーターボックス。

このアナログメーターが、いいですよ。

感覚的に、瞬時に分かりますから。

 

 

 

 

ポンプの電源ケーブルの接続口も、ゴツイものになっています。

 

 

 

 

三相220Vですよ。

ブレーカなどの安全対策はしてありますが、やはり 操作は慎重にやらないと危険です。

この車が出動する時は、大雨や嵐の中 人も車もずぶ濡れ状態ですからねぇ・・・・・。

実際、過去 数回の出動経験があります・・・・・。

 

やはり、日頃の訓練が大切ですよ!!

 

そうは言っても、せっかくの休日に積極的に参加された団員の皆さん。

 

たいへん、お疲れ様でした!!

今年は、この車の出番がない事を、祈ります!!

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きらら浜自然観察公園 『ヨシ焼き』

2021年03月27日 | 消防

阿知須にある、「山口県立きらら浜自然公園」では、2009年から園内ヨシ原の湿地環境保全のため、ヨシ焼きを行っています。

当初の予定では、3月6日に実施するはずでしたが、雨天のため ノビノビとなって、本日3月27日の実施となりました。

ここでは、落ち着いた自然の中でゆっくりと野鳥の観察ができます。

ビジターセンターの中は、こんな感じになっていますね。

 

 

 

当然ながら、観察に必要な機材も揃っています。

 

 

 

 

専門の説明員の方が待機されているので、親切丁寧に観察の仕方を教えてもらえます。

これは、有り難いですね。

大自然の中で、ゆっくりと野鳥を観察できますので、オススメのスポットでもあります。

お子様を連れて、一度 訪れてみてはいかがでしょうか?

きっと、満足されると思います。

 

さて、ヨシ焼きというぐらいですから、火入れをします。

そこで、毎年 阿知須方面隊の阿知須分団・井関分団の2分団が出動し、

万一の事態に備えて、警戒・監視を担当しています。

 

 

 

 

ポンプ車の配備、完了!!

 

 

 

側に池がありますので、緊急時には吸管を投入して、いつでも放水可能な状態で待機、完了!!

午前10時、火入れ 開始!!

 

 

 

 

見学の方も、たくさんおられて、カメラで撮影されていますね。

 

 

 

 

順調です。

 

 

 

 

手前の水路ですが、よく見ると 「オタマジャクシ」がいましたよ。

 

 

 

 

かなりの数です。

自然のたくましさを、実感しますね。

風も出てきて、勢いよく燃え広がります。

 

 

 

 

 

 

上の写真の中央辺りに、白いタワーが見えますが、これが『周防大橋』になります。

 

予定通り、約2haのヨシ焼きが終了!

ケガや事故もなく無事に終わって、やれやれですよ。

 

関係者の皆さん、お疲れ様でした!!

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

救助部隊の合同訓練を実施!!

2020年08月30日 | 消防

毎日毎日、「暑い!!」「暑い!!」で1日が終わりますが、そんな中で消防の救助訓練を実施!!

8月23日の日曜日のことですね。

近年、豪雨などによる大規模な自然災害が全国で頻発していますが、

そういった事態に備えて、常備消防と消防団の合同救助訓練が行われたものです

 

山口市消防団では、消防団員の中から選抜して救助部隊を編成し、専用の救助車両も持っています。

今回は、こちらの部隊の出番ですね。

まずは、ミーティング。

 

 

 

 

重機やチェンソーを使った危険な作業ですので、現場確認や活動方針の徹底ですね。

続いて、重機を使って道路啓開。

 

 

 

 

 

こういうのを見ると、まるで東京の『ハイパーレスキュー』のようですよ。

うち(阿知須分団)の団員も参加していますが、彼は建設関係の仕事をしているので、

『僕も運転して使えますから、いつでも戦力になりますよ!』と言ってくれました。

 

頼りになります!!

 

そうですよねぇ・・・・。

やはり、日ごろから使いなれていないと、まず無理ですね。

 

次は、サーチング。

 

 

 

 

ゾンデ棒と呼ばれている棒を使って、地中にいる要救助者を探す訓練です。

横一列になって、慎重に探索します。

 

こちらは、消防本部に配備されている、重機搬送車。

ゴツイですね。

 

 

 

 

そして、こんなものが積載されています。

 

 

 

 

私も初めて見ましたが、これは人力で運んで設置出来る「ベルトコンベア」なんですね。

どうやって使うかというと、

 

 

 

 

こうやって、何台も連結して効率よく 土砂の移動が出来ます。

電源は、もちろん発電機です。

 

最後は、チェーンソーを使った実務訓練。

 

 

 

 

この作業も、やはり森林関係の仕事をしている団員なら、お手のものです。

手際よく、安全に、しかも 「あっ」という間に切り落としますね。

 

さて、訓練も無事に終わりました。

こうした訓練を重ねることによって、災害現場で安全かつ迅速に活動できるわけですね。

 

常備消防の救助部隊の皆さん、お疲れ様でした!!

 

そして、消防団救助部隊の団員の皆さん。

この暑い中・・・・、しかも  せっかくのお休みの日に・・・・・、

 

たいへんお疲れ様でした!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建物火災、発生! 出動!!

2020年08月17日 | 消防

当店は、誠に勝手ながら 8月13日から16日まで お盆休みを頂いています。

休みだといっても、特別することもなく コロナの影響もあって出かける気にもなりませんねぇ・・・・。

というこで、前から気にはなっていた自宅廻りの草刈りを敢行しました!

8月15日の土曜日のことですね。

全国的に40度に迫ろうかという、危険な猛暑日ですが、草ボーボーで、暑いとか寒いとか言ってられませんよ。

 

朝からガンガン草刈り機を回したものの、イマイチ切れが良くありません。

見ると、

 

 

 

 

チップと言うんでしょうか、ほとんど無いですね。

これじゃあ、いくらブン廻しても 切れませんよ。

さっそく近くのホームセンターに行き、新品に付け替えると ウソのように良く切れるようになりました!

やっぱり、道具は手入れが大切ですね。

 

こんな調子で昼過ぎまで、汗ぐっしょりで頑張り とりあえず完了。

昼食をとり、やれやれとくつろいでいたところ、午後3時半ごろ 突如 防災サイレンが吹聴。

1回目、2回目、3回目・・・・・。

 

『何? 火事?』と思っていたら、スマホに着信。

消防本部 通信指令課からで、

 

『阿知須〇〇地区で建物火災、発生! 現在、延焼中!』

 

あわてて活動服に着替え、ポンプ車のある消防団機庫に直行。

機庫1番乗りでしたので、シャッターを開け、ポンプ車のエンジンをかけ、クーラーボックスに

保冷剤とお茶や水の飲み物をあるだけブチ込んで、準備。

そうこうしている間に、機関員が来てくれたので 即 『緊急走行』で出動!

 

現場まで5分とかからない近場ですが、すでに常備消防(消防署)が先着しているようで、

『プロパンのガスボンベ、炎上中!!』

『放水準備、完了!!』

 

車内のデジタル無線から、リアルタイムで緊迫した状況が、伝わってきます。

 

RC構造の建物でしたが、火の廻りが早く 全焼でした。

幸い、住民の方は救急搬送され 軽傷だったようです。

 

ただでさえ猛暑日なのに、活動服の上に防火衣を着て、ヘルメット・手袋・編み上げ靴とフル装備ですので、

流れる汗も尋常ではありません。

途中で常備消防と筒先交代のため現場に入りましたが、燃えている部屋からの熱も半端じゃありませんから!!

逐次交代しながら放水しないと、自分たちが倒れますね。

 

火災も鎮火し、午後6時すぎに機庫にもどって胸ポケットに入れていたタバコを取り出すと、

 

 

 

 

汗で、こんな状態です。

中を確認すると、まるで水の中に落としたようにビショビショでした。

私も汗ダクで、消火作業の合間に お茶のペットボトルを3本飲みましたからね。

 

翌日、女房殿が洗濯してくれましたよ。

 

 

 

 

そして、今日16日は 携帯無線機を充電。

 

 

 

 

いつでも使えるように、準備ですね。

携帯用デジタル簡易無線機と、特定小電力トランシーバーです。

この二つ、能力的には大人と子供の差があって、簡易無線に統一して欲しいところですが、

法律上の問題があり、難しいようです。

 

さて、みなさん 住宅用火災警報器は設置されているでしょうか?

 

もう義務化されて、10年位たちますね。

 

まだの方がいらっしゃったら、この際 ぜひ取付をお願いします!!

 

取り付ける場所は、寝室です。

2階に寝室があれば、寝室と階段を上がった踊り場にも設置が義務付けられています。

就寝中の火災が、最も被害が大きいからです。

また、熱を扱う台所にも 取付が推奨されていますね。

万一の火災時には、いち早く 危険を知らせてくれます!!

自分自身の命、そして大切な家族のためです。

 

常備消防のみなさん、そして消防団員のみんな たいへんお疲れ様でした!!

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿知須方面隊、『ヨシ焼き』に警戒出動!

2020年03月09日 | 消防

山口県立きらら浜自然観察公園の『ヨシ焼き』に、地元消防団員として参加しました。

公園ヨシ原の環境維持のために、毎年行っているものです。

今年は、約2haを焼き払って病害虫を駆除し、ヨシの良好な生育を促します。

さて・・・・・、

 

『集合 終わり!!』

 

という感じで、ボチボチと参集。

 

 

 

 

 

本日は、阿知須方面隊から阿知須分団 7名、井関分団 6名の団員が参加しています。

時は、3月7日 土曜日の午前9時ごろですね。

自然公園をご存知ない方のために、簡単に説明しますと こちらが「ビジターセンター」。

 

 

 

 

ここから外を眺めると、

 

 

 

 

こういった感じで、一望できます。

室内には、

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった感じで、自然の野鳥を観察できます。

残念ながら、コロナの影響で今月16日まで休館していますが、

17日から通常業務を再開するそうです。

お子様と一緒に来館されると、けっこう喜ばれると思いますよ。

 

さて、いよいよ 火入れ開始!!

 

 

 

 

順調に、予定していた「ヨシ原」を焼き尽くすことができました。

 

 

 

 

余談ですが、防火衣にヘルメット姿で管内をパトロールしていると、

女性記者の方から、質問を受けました。

「消防団の方々は、出動されて 何をされるんですか?」

「何をするって、アンタ・・・・・。」

 

少々、ガッカリ・・・・。

予定外の場所に延焼した場合の消火や、万一 けが人が出た場合の対応をするんですよ。

まあ・・・・、そんなことを丁寧にご説明すると納得されましたねえ。

聞けば、秋吉台の野焼きにも取材にいかれたそうです。

もっとも、消防団は 活躍する場が無い方がいいんです。

平穏無事だということですからね。

 

おかげさまで事故も無く、無事に終了!!

 

参加されたボランティアの皆さん、そして公園職員の皆さん、

たいへんお疲れ様でした!!

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする