横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

いつの間にか

2019-06-25 06:13:18 | 日記



今年は何故かハルジオンの花にあまり気づかなかったし写真も撮らなかった。







近所ではいつの間にか、ハルジオンよりずっと背の高いヒメジョオンばかりになっていた。







ヒメジョオンは舌状花の数がハルジオンより少なく、そのぶん一つ一つがしっかりしている。

ほかにも茎の断面とか葉が茎につく形など区別点は色々ある。







そんな区別は別にして、ヒメジョオンやハルジオンにベニシジミがやって来るのは見慣れた光景だ。







ヒメジョオンからちょっと離れたところ、クローバーの葉の間からネジバナが伸びていた。
少し前から咲き始めていたのかも知れないが、今年になって初めて見た。

そこそこ歩いているつもりだが、草花のうつろいに少し疎くなっているのだろうか。





都合により コメント欄を閉じさせていただきます。
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鴫立庵

2019-06-24 06:48:58 | 日記



大磯のアオバトを見た後、鴫立庵に寄ってきた。







庵は鴫立沢という小さな流れのそばにひっそりと立っている。

西行法師が大磯の海岸を歩いて
こころなき 身にもあはれは 知られけり 鴫立沢の 秋の夕暮れ
と歌ったそうだ。








歌に詠まれた鴫立沢がこの沢かどうかは定かでないらしいが、
寛文四年(1664)頃、崇雪という人がここに草庵を結び、鴫立沢の標石を建てたそうだ。

標石の裏側には崇雪の名とともに「著盡湘南清絶地」(ああしょうなんせいぜつち)と記されている。
日本における湘南は大磯がはじまりとする説の根拠になっているようだ。

なお、ここにある標石はレプリカで実際の標石は郷土資料館に保管されているという。








元禄八年(1695)の頃に俳諧師の大淀三千風が庵を再興して鴫立庵の第一世庵主となった。
その後も有名な俳諧師が跡を継ぎ今は平成14年から鍵和田秞子氏が二十二世庵主だ。







庵室は二間ほどの落ち着いた雰囲気で江戸時代の建築らしい。







明和二年(1765)に増築されたという俳諧道場。
京都の落柿舎、滋賀の無名庵とともに三大俳諧道場とされているという。

句会や歌会に利用できるようだ。







庵室、俳諧道場のほかに四つの建物があるが、その一つ円位堂に等身大の西行座像がある。
円位は西行法師の法名だ。







円位堂と俳諧道場の間の場所に西行の歌碑がある。
こころなき 身にもあはれは 知られけり 鴫立沢の 秋の夕暮れ
佐々木信綱の筆で昭和26年に建てられたそうだ。

庭園には86もの句碑、歌碑、墓碑、宝匡院塔、石仏などが並んでいる。







第15代庵主の原昔人(はらせきじん)は大磯出身の俳人で鋳金家でもあったそうで、
正岡子規に蛙の置物(高さ7cm)を作って贈った。
このオブジェは、その置物を高さ1m大に拡大復元したもので、蛙鳴蝉噪の蛙という。


この置物に対して子規が次のように詠んだという。
蛙鳴蝉噪彼モ一時ト蚯蚓鳴ク(あめいせんそう 彼も一時と みみず鳴く)
カエルやセミが勢いよく鳴いて元気で覇気のある自分を思い浮かべたが、
今は秋となり地中からジーっと鳴くミミズの声が聞こえるようで、
病床にいることの多い子規が「死」のわびしさを感じたということのようだ。








庭園にクチナシ(アカネ科)の花が咲いていた。
初夏の爽やかな花だ。
シベの構造はユニークだ。そのうちじっくり見てみよう。







ホタルガも飛んでいた。ゆっくりすればいろんな昆虫が見られそうな庭園だ。




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海水が欲しい

2019-06-23 06:26:37 | 日記



大磯・照ヶ崎海岸の岩場。磯釣りをする人がいる。








この海岸には丹沢から群れを作ってアオバトたちがやって来る。








これがアオバトだ。雌雄とか若鳥などで違いがあるらしいが、詳しいことは知らない。








アオバトたちは岩場に降り立って波や潮の加減で岩礁に残る海水を飲む。








中には波打ち際まで下りるものもいるようだ。








磯釣りのおじさんがいる場所は広いから大勢で下りて海水を飲むのに適しているのだけれど、
やっぱりちょっと近寄りがたい。








仕方が無いので小さな岩礁に下りることもある。







しかし狭いので大勢は無理だ。
それに大きい波が来ると飲まれそうになる。実際に波の犠牲になるアオバトも少なくないらしい。








おっとっと  ちょっと危なかったが、なんとか難を逃れた。





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丹沢からやってくる

2019-06-22 06:20:24 | 日記



大磯の海岸。砂浜の人たちはほとんど全員が投げ釣りを楽しんでいる。
30年以上前、私もここで何回か投げ釣りをしたことがある。







目を左に転じると照ヶ崎プールとその向こうに大磯港がある。
空には鳥の群れが舞っている。







鳥の群れは何回もやってきて、投げ釣りの人たちの上空で舞うこともある。








この写真には100羽以上が入っている。アオバトの群れだ。

アオバトは数十羽から100羽以上の群れを作って丹沢から海水を飲むためにやってくる。
1日に何十もの群れがやって来て1000羽とか2000羽に達するらしい。








アオバトたちは舞いながら場所を探し海面近くに降りてくる。







岩場に降り立つと岩の上に残った海水を飲んだり、時には波しぶきを頼りにする。
波にさらわれることもあり、けっこう大変なようだ。




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泉の森のトンボたち

2019-06-21 06:06:32 | 日記



泉の森のトンボたち。ギンヤンマは池や湿地の上を飛び回っていて撮りにくい。
コシアキトンボも少し高いところを飛び続けている。池のデッキからなんとか撮った。

トンボはイトトンボやカワトンボの仲間、ムカシトンボの仲間そしてトンボの仲間に分けられ、
トンボの仲間はさらにヤンマ科、オニヤンマ科、サナエトンボ科、トンボ科その他に分類される。

コシアキトンボもシオカラトンボや赤トンボなどもトンボ科だ。







泉の森でもトンボ科のトンボが数も種類も多い。

まず定番はシオカラトンボだ。 まだメスの姿は見ていない。







シオヤトンボもシオカラトンボとよく似ていて、うっかりすると見間違う。







オオシオカラトンボは「オオ」というほどは大きくはないが、シオカラトンボとは雰囲気が違う。







コフキトンボもシオカラトンボとよく似ている。
粉が吹くほど成熟していないと見間違う。







コフキトンボは腹部2~4節にヒダがあるが、シオカラトンボは2~3節だけなのが違う。







このトンボは何か赤っぽくてずんぐりしている。この体型から考えるとハラビロトンボか。







ハラビロトンボは雄は濃い青色で雌は黄色に黒筋だが、これは肌色に見える。
羽化して間がなくて、これから成熟につれて色が変化していくのだろうか。


昨年はウチワヤンマも見たので今年も来るか、またチェックしてみよう。

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