泉の森で土の上のチョウを撮ろうとしたら飛び去られてしまったが、
細い朽ち木の上でじっとしている虫に気がついた。
オオヒラタシデムシが交尾しているようだ。
シデムシの仲間は小さな動物の死骸などを食べることで土に還す、いわば森の掃除屋だ。
頭を上げると木の葉の上にヨツスジトラカミキリが止まっていた。
葉を食べるわけでもなく、じーっとしていた。
ふれあいの森でワルナスビやガガイモを見ているとふいに大きなカミキリがやって来た。
体長3cmぐらいの大型カミキリ。体の模様からゴマダラカミキリという。
食べる木の種類が多いそうなので、木が多い泉の森辺りは住みやすいことだろう。
お掃除屋さんもいればカミキリムシの仲間も。
カミキリムシの幼虫は木の中を食べて枯らしてしまうこともあるので、
果樹園や庭などでは害虫とさえていますが、自然のサイクルの中では
それもまた森を作っていく上での役割を担っているのかもしれませんね。
虫の種類や数が多いのは自然が豊かな場所という証拠ですよね。
ただし虫は果樹園とか庭では迷惑な種類もいるのでしょう。
特に幼虫たちは要注意のものが多いのでしょうね。