まだ紅葉には早い泉の森。
しらかしの池を見下ろすところにアオサギがいた。
しばらく見なかったアオサギだが、池の方に下りる気配がなく悠然としていた。
池に向かって階段を降りていくと何かの葉の上にチョウが止まっていた。
翅がボロボロに傷んでいて分りにくかったが、ツマグロヒョウモンの雄だった。
奮闘してきたが、ツマグロヒョウモンは成虫では越冬できないらしい。
土の上にはハチが下りていた。動き回るわけではないし吸水のようにも見えない。
ヒメハラナガツチバチだ。
ヒメハラナガツチバチは土を掘って中にいるコガネムシ等の幼虫に卵を産み付けるらしい。
孵化した幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育つ。寄生蜂だということだ。
静かな秋の日差しの下、スケッチを楽しむ人もいた。