泉の森のワレモコウが盛りとなっている。
ワレモコウ(バラ科) 吾亦紅
ワレモコウは数十個の小さな花が長さ1cm程度の穂を作っている。
小花は上から咲いていくので赤紫色に見えるのは花後の萼の色だ。
花の時期は薄紫色をしている萼片が4枚に雄しべの黄色が目立つ。
何とか拡大してみると、雄しべ4本と中心に雌しべがあるのが見える。
ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)
ワレモコウの咲く湿地から小さな流れと道を挟んだところに、
何株かのウマノスズクサが蔓を延ばし独特の姿の花を咲かせている。
ジャコウアゲハの幼虫が何頭もいてウマノスズクサの柔らかな葉をどんどん食べる。
おかげで順調に育って、これはもう終齢幼虫であろうか。
まもなく近くのどこかで蛹になるはずだ。
ちょっと茎や葉をゆらすなど刺激してやると、オレンジ色の角みたいなのを出した。
刺激(危機)を感じると臭角を露わしそこから臭いを出して敵をけん制するらしい。
臭角はアゲハの仲間の幼虫たちに共通していることだそうだ。