ヒシバイタル-03 (父サンデーサイレンス、1億4000万円@ゴールドHC←1億円@0307セレクトセールHipNo46(金森圭史朗))
レインボーアルファ-03(父サンデーサイレンス、8000万円@ゴールドHC←主取@0307セレクトセールHipNo36)
配合は悪くない。どちらかといえばレインボーアルファのほうが良いが、いずれもサンデーサイレンス産駒の平均やや上の水準にある。だが・・・
ゴールドホースクラブを知らない人のために書いておこう。
前身はスター・ステラの冠名で知られたクローバークラブ。 朝日杯FSを3着したスターエルドラードは、俺も1位指名したことがある。故大川慶次郎氏の甥・大川博靖氏を社長として運営されていたが、ノボトゥルー、ノボジャックを彼が選んだ縁で、中古車販売業大手の会長渡辺氏が金主となり、拡大路線をとりはじめる。総額2億円のスターエルドラードなどの高額外国産馬、銀座に開いた会員サロンなどは、その象徴だった。
ところがまもなく渡辺氏が横領で逮捕され(今年懲役6年が言いわたされた)、経営が急激に悪化。スターエルドラードも(値段的には当然だが)募集満口の半分以上が売れなかったという。
行き詰まったクラブはスターエルドラード、スターキングマンの2頭を残し全頭を売却処分。その後、会員に無断で売却したエルドラードが福島民報杯で激走(テンシノキセキ、カルストンライトオ、キーンランドスワンを下して単勝18.1倍)するなどの経緯があり、残るスターキングマンが孤軍奮闘するなか、多くの会員が怒りを胸に退会していった。
いろいろ見方はあるだろうが俺的には、大川氏の無能、よく言えば馬バカぶりと、渡辺氏の悪辣、よく言えば銭ゲバぶりが、みごとに噛み合わなかった結果だと思う。大川氏の暴露話には、フジテレビ騒動で儲けた村上ファンドや、最近評判の悪いアルゼの岡田氏なども出てきて、財界のヤミをかいまみることができる。
その後、会社は大川氏の友人でパチンコ業者・金森氏に買い取られ、タレントの見栄晴こと藤本氏を社長に据えて、ゴールドの冠名で2001年産世代から募集を再開した。
設立記念パーティでノボノボやスタキンの森調教師が「体制もしっかりとして、預託料もようやくちゃんともらえるようになり…」と述べたそうだが、じっさいには美浦・堀宣行厩舎にほとんどの馬が入り、1勝止まりにとどまっているのが現状。再建当初は同情を頼りに、安い馬を高く売る方針だったようだが、まもなく高額馬をさらに高く売る、拡大路線当時に近い状態になっている。
新スポンサーの金森氏という人物。POGーマーにとっては、藤沢和雄厩舎に入るデインヒル牝馬として去年人気を集めたSupamova-02の馬主、と言われたほうがわかりやすいかもしれない。この馬も、今年になってギャロップ誌に「体質が弱い」と書かれていた。
キャリアの浅い馬主が成功しにくいのは、所有馬を走らせるためにはどこにカネをかけるべきなのかわかっていなかったり、じっさいにカネをかけられなかったりするからだろう。金子氏のように社台に惜しみなくカネを払い、人脈や設備を丸ごと借りて手続きをクリアしないと、最初から成功するのは難しい。
金森氏とゴールドホースクラブは、その点まだまだ難がある。仮に大川氏の目が健在だとしても、クラシックをめざすためには陣営のギアがトップに入っていなければならない。そこまでとは正直思えないのだ。
レインボーアルファ-03(父サンデーサイレンス、8000万円@ゴールドHC←主取@0307セレクトセールHipNo36)
配合は悪くない。どちらかといえばレインボーアルファのほうが良いが、いずれもサンデーサイレンス産駒の平均やや上の水準にある。だが・・・
ゴールドホースクラブを知らない人のために書いておこう。
前身はスター・ステラの冠名で知られたクローバークラブ。 朝日杯FSを3着したスターエルドラードは、俺も1位指名したことがある。故大川慶次郎氏の甥・大川博靖氏を社長として運営されていたが、ノボトゥルー、ノボジャックを彼が選んだ縁で、中古車販売業大手の会長渡辺氏が金主となり、拡大路線をとりはじめる。総額2億円のスターエルドラードなどの高額外国産馬、銀座に開いた会員サロンなどは、その象徴だった。
ところがまもなく渡辺氏が横領で逮捕され(今年懲役6年が言いわたされた)、経営が急激に悪化。スターエルドラードも(値段的には当然だが)募集満口の半分以上が売れなかったという。
行き詰まったクラブはスターエルドラード、スターキングマンの2頭を残し全頭を売却処分。その後、会員に無断で売却したエルドラードが福島民報杯で激走(テンシノキセキ、カルストンライトオ、キーンランドスワンを下して単勝18.1倍)するなどの経緯があり、残るスターキングマンが孤軍奮闘するなか、多くの会員が怒りを胸に退会していった。
いろいろ見方はあるだろうが俺的には、大川氏の無能、よく言えば馬バカぶりと、渡辺氏の悪辣、よく言えば銭ゲバぶりが、みごとに噛み合わなかった結果だと思う。大川氏の暴露話には、フジテレビ騒動で儲けた村上ファンドや、最近評判の悪いアルゼの岡田氏なども出てきて、財界のヤミをかいまみることができる。
その後、会社は大川氏の友人でパチンコ業者・金森氏に買い取られ、タレントの見栄晴こと藤本氏を社長に据えて、ゴールドの冠名で2001年産世代から募集を再開した。
設立記念パーティでノボノボやスタキンの森調教師が「体制もしっかりとして、預託料もようやくちゃんともらえるようになり…」と述べたそうだが、じっさいには美浦・堀宣行厩舎にほとんどの馬が入り、1勝止まりにとどまっているのが現状。再建当初は同情を頼りに、安い馬を高く売る方針だったようだが、まもなく高額馬をさらに高く売る、拡大路線当時に近い状態になっている。
新スポンサーの金森氏という人物。POGーマーにとっては、藤沢和雄厩舎に入るデインヒル牝馬として去年人気を集めたSupamova-02の馬主、と言われたほうがわかりやすいかもしれない。この馬も、今年になってギャロップ誌に「体質が弱い」と書かれていた。
キャリアの浅い馬主が成功しにくいのは、所有馬を走らせるためにはどこにカネをかけるべきなのかわかっていなかったり、じっさいにカネをかけられなかったりするからだろう。金子氏のように社台に惜しみなくカネを払い、人脈や設備を丸ごと借りて手続きをクリアしないと、最初から成功するのは難しい。
金森氏とゴールドホースクラブは、その点まだまだ難がある。仮に大川氏の目が健在だとしても、クラシックをめざすためには陣営のギアがトップに入っていなければならない。そこまでとは正直思えないのだ。
募集開始したそうです
ホントに藤澤へ入るんですか?
出資者カワイソス。
後者は藤沢和で未出走引退。
ゴールドHC、まだ営業してることがある意味すごい。