たねやさんのブログ【兵藤種苗商事】

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「10年経った今…。」

2021-03-10 01:15:11 | ブログ
 
明日11日で東日本大震災発生からちょうど10年が経とうとしています。
 
10年前の今、皆さんはどんな気持ちで今を生きようとしていましたか。
 
ついこの間も福島県沖の大きな地震がありました。スマホの不協和音と共に胸の鼓動が不安で高まり、10年前にタイムスリップしたかのように身体が強張っている自分がいました。その日は余り眠れず、翌日明るくなってから弊社の周りをチェックしてみると、10年前の傷痕を抉るように、建物裏の壁の一部が上から崩れ落ちていました。
 
人は物事を忘れる事が出来るから、同じような事を繰り返しながらも
こうして生きていける…という人がいますが、どうしても後世に語り続けなくてはならない事もあると思います。
コロナ禍で私達の生活は一変しました。そしていつまたあの大きな災害が来るか誰もわかりません。テレビ画面に津波の画像が流れ、数多くの家々が飲み込まれていくのを目にすると、今でも涙が自然に零れます。
(災害当時は停電の為、テレビを観る事が出来ず、あんなに多くの犠牲者が出ていたとは全く知りませんでした。仙台港の石油コンビナートが爆発したのも、ラジオから入る情報だけで、実際目にしたのはだいぶ後からでした。)
 
ガソリンにおいては長らく不足が続き、あちこちの交差点や道路の出入り口でどちらが優先で並ぶのか?等、口論や殴り合いの喧嘩等もありました。
 
食料品も不足する中、無償で炊き出しをしてカレーライスを持たせてくれた御食事処もあり、久々温かい食事が出来「美味しいね、美味しいね!」と、蝋燭の明かりを中心にみんなで囲んで戴いた事、水道水が出ず給水所でいつ貰えるか分からない水を求め、長い行列に暗くなるまで並んでいたら「うちの職場の水は出るからタンク持っておいで!」と、声を掛けて下さった薬局の方など。
 
様々な方からの温かい恩情や、毎日くたくたになるまで並んで買い出しに行った事など、忘れたくても忘れられませんが、あの時の教訓を生かし、これから夢を描いている若い人達に大切に伝えていきたいと思います。

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