日々に薔薇と共存

大好きな薔薇を追っかけて日々癒されて生活をしています。

保内町歩きの旅(3)

2015-09-18 08:29:33 | 薔薇いっぱいの庭
旧白石和太郎邸洋館

白石家は、元は酒造業を営んでおられたそうですが、
明治頃から鉱山を広く経営され、
その後紡績も手がけられたそうです。

そして、紡績工場と大峯鉱山の経営で絶大なる財をを成した
白石和太郎氏が建てた洋館。
明治30年代後半の建築とされるそうです。

1994(平成6)旧保内町購入、2007年3月に
保存改修工事が完了し、創建当時の姿が甦ったそうです。









玄関や窓のペディメント







洋風の模様にも驚き。





玄関のドアにも色々と巧みな技が・・・。



ドアのヒンジにも工夫がされ、
ドアがぴったり開くようにされていました。



玄関から入ってまず見上げると、太めの可愛い天使の明かり
天上飾りの天使の人形と世界地図
世界地図の中には日本の文字が隠されています。



どの明かりにも工夫されています。



果物かごの模様が、
果物が好きだったのかしらと思ったりして



各部屋の明かりが違います。







螺旋階段



螺旋階段の上の窓



1950(S25)~1989(H1)年まで、
川之石ドレスメーカー女学院として使用され、
その当時の貴重な品々が展示されていました。








キャピタル(柱頭の頭文字・花文字)








ペチカ(暖炉の一種)
とてもお洒落な雰囲気
白石和太郎氏は、
どんな人だったのかしら、各部屋のこだわりみて色々想像してみていました。
きっと知的でロマンに溢れ先見の明の人・・・・。
勝手に思ったり・・・。



外から眺めたり





1階の窓は、半円のアーチ。
2階の窓は、三角形ペディメント。



とても素敵な建物で見飽きません。
この洋館を建てるため、大阪から職人さんを呼ばれたとか・・・。

また白石和太郎氏は、川之石の公共事業にも寄付されたり、
教育の発展にも熱心で川之石就学奨励会を設けたり
川之石尋常小学校の校舎新築の際にも、多額の寄付をされたそうです。

地方政界でも活躍されたそうです。

生き方も素敵!でも47歳の若さで逝去されたのは、
残念です。

白石和太郎邸の洋館の隣に
旧宇都宮壮十郎邸があります。



白い漆喰造り和風の外観に見えますが、
屋内は暖炉があったり和洋折衷の建物だそうです。





改めて、八幡浜市保内町の町歩きに参加して、
江戸時代から昭和初期にかけて、開運・鉱山・木蝋・養蚕・金融・紡績と
近代産業で栄えた町だと知りました。


また訪れて見たい町になり、
ゆっくり見学したいと思います。