百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

憲法記念日

2010年05月11日 07時25分01秒 | インポート

 5月3日(月)は「憲法記念日」。安倍内閣時代につくられた国民投票法が今月18日にようやく施行される。憲法改正への道が一歩開けたわけだが、これを活かすためにも、憲法改正論議を真剣に行っていくことが大事だ。

 そもそも現憲法は、占領という状況下でGHQに強要され制定された生い立ちをもつが、昭和27年に占領が終わり、主権を回復したのちも廃棄あるいは改正という作業が行われないままに今日まで60年余が経ってしまった。時代も社会も国際情勢も大きく変化したのに、憲法は一字一句も変わっていない。今や日本国憲法は世界最古の憲法になってしまっている。占領基本法ともいうべき憲法をいつまでもそのままにしておくわけにはいかない。護憲、改憲、論憲、創憲、加憲・・・それぞれの立場、考えから憲法改正論議が起きているが、根本に立ち返り、憲法の生い立ちに正統性をもたせることを含めて、憲法改正論議を行っていくことが大事なことだと思う。

 新聞の投書欄に「この日だけは国旗を掲揚する気がしない」というものがあった。その理由として、占領中に強要された憲法であるという喜べない生い立ちの憲法だからである、というものだった。こうした複雑な思いを持っている人は少なくないと思う。ともかく、憲法改正論議を通して、この国の形はもちろん、国防、地方自治などの在り方を国民自身が責任を持って考えていくことが必要だ。

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