百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

全会一致で議員任期特例法の適用を議決

2017年06月02日 03時59分02秒 | 日記
 1日(木)、9時前に登庁。当局のレクを受け、10時から議会運営委員会。続いて10時30分自民党議員団総会。そして、11時、第336回定例県議会が開会した。会期は6月9日までの9日間。知事から暴力団排除条例の一部改正案など11件の議案が提出され、提案説明が行われた。
 次に議員提出の議案、「議会の議員の任期の特例」が上程され、提出者の石川憲幸議運委員長が提案説明を行った。石川議員は阪神淡路大震災によって生じた選挙期日と議員任期のズレ、いわゆる空白の2ヶ月問題の経緯、解消に向けての関係議会、地元自治体の一致した決意と国への働きかけを行ったことなどを述べ、その結果国会で議員任期の特例法が制定されたことを受け、兵庫県議会にその適用を議決する必要があると説明を行った。震災の負の遺産を解消するこの議決を呼びかけた。
 採決は特別の議決として、議員数の4分の3以上の出席、その5分の4以上の同意が必要となり、議長により記名投票を行うこととなった。各議員に白票、青票の札が配られ、白票は賛成、青票は否決を示す。議員は点呼に応じて順次投票を行った。この札が使用されるのは31年ぶりと聞いている。結果、投票数86票、うち白票86票、青票0票で全員賛成で可決された。期せずして議場は拍手が湧き起こった。まさに歴史的瞬間であった。この議決により、議員任期の開始を今の6月11日から、震災前の4月29日とすることになり、そのため、次の統一地方選すなわち31年の選挙では、議員任期は4年より2ヶ月短い3年10ヶ月となることを前提とした立候補、投票ということになる。これにより、35年の統一地方選挙で正常な状態が実現することになる。
 
 本会議終了後、3期の志士の会。続いて、自民党議員団総会。さらに文化振興議員連盟の役員会と会議が続いた。その間隙に弁当を食べる。2時30分には来客。この議会では議員提案の政策条例として、県産木材の利用促進に関する条例が提出される予定だが、関係者からの要望をお聞きした。
 加東への帰路、窓外の景色は田植えの終わった田圃が増えていた。 

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