ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和19年-座布団供出受領票

2010年04月24日 05時26分04秒 | Weblog
 昨日のブログで、昭和19年(1944)の社区(現加東市社)の文書綴の中に、座布団の供出割当に関する通知があったことを紹介しましたが、同じ綴の中に、「供出座布団受領票」が綴じられているのを見つけました。
 昭和19年3月9日付、社町社(現加東市社)部落会宛の受領票で、受取は兵庫県衣服商業組合となっています。表には、組、隣保、数量、重量、金額の記入欄があり、社区の1隣保から20隣保までの各項目の数字が記入されています。例を挙げると、1隣保の場合は次のように記入されています。

隣保 1
数量 95
重量 11貫670匁
金額 58円95銭

合計欄には

数量 624
重量 189貫31匁
金額 956円50銭

と記入されています。
受領票の右上の註の2に買受価格について次のように印刷されています。

2.買受価格ハ一枚(三〇〇匁)ニ付一円五〇銭トシ各隣保毎ニ拾銭未満ハ切捨テマス


この受領票についての役場からの文書も綴じられていたので紹介します。


昭和十九年三月十日
              社 町 役 場

各区長殿

  座布団受領票送付ノ件

今般座布団供出ニ関してハ格段ノ御配慮に預り御蔭を以て割当数量を突破するの好成績を以て受渡しを了し別紙受領証御回送申上候間代金受領まで御保存□し置き下され度右受領証御送付候

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