ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

リアルな二宮金次郎像-滝野南小学校

2021年03月16日 04時32分07秒 | Weblog
 

 13日(土)の午後、滝野東小学校の二宮金次郎像を見てから、滝野南小学校へ向かいました。気にかかっていた金次郎像を見るためです。南小学校へは、運動会やオープンスクールなどの機会に訪れることがあるのですが、金次郎像を見たことがなく、校長先生に聞いてみると、プールのある子供達が通っている門のそばにある、とのことでした。いつも車で正門から入っているので目に入らなかったわけです。
 学校で遊んでいた小学生にウサギ小屋の向こうだと教えられ、歩いて行くとありました。ちょうど大人の目の高さより少し高い台座の上でやはり柴を背負って本を読んでいる金次郎の姿がありました。その像はものすごくリアルで、本には「大学」の書名(文字)があったり、背中の柴の一本一本や履いている草鞋が本物のようにつくられていました。
 台座正面には「少年時代の二宮尊徳先生像」と書かれた金属プレートがはめ込んであります。そして、裏側には寄贈者の陰山禎次郎氏の名と昭和三十一年八月の日が書かれたプレートがありました。金次郎像の後ろに一本の石柱があります。「講話記念」と刻まれており、国旗掲揚柱の基礎の柱に使われていたものだと思われます。滝野南小の歴史、教育の歩みを今に伝えています。
 二宮金次郎像は大正時代に初めて小学校に建てられ、昭和初期からの時期と、戦後の昭和30年代に建てられたと聞いています。「勤勉」「努力」「一生懸命」の象徴として、学校や企業などでも二宮金次郎の生き方に学ぼうという精神が広まったのです。今も元気で登下校する子供達を見守っているようでした。 
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