昭和3年(1928)の9月、11月に行われる御大典の記念事業の一つとして、井戸水の検査が実施されることになり、そのことに関する通知が社町長から各区長宛てに出されています。この報告に基づいて、翌昭和4年2月18日にから24日にかけて、社町内の各の井戸水の水質検査が実施されています。以下の通知は検査の事前調査の通知だったのです。御大典の記念事業で、井戸水検査という、その取り合わせが興味深いところですが、水道が普及していない当時、井戸水の水質、衛生は重大な課題だったということでしょう。
昭和三年九月四日
社 町 長
区 長 殿
井水検査ニ関スル件
今回御大典紀念事業トシテ井戸水ノ検査ヲ施行致スヘク候条貴部内ニ於テ飲用水ニ使用セル井戸ケ数至急御取調ノ上来ル七日迠ニ正確ナル数御報告相成度此段及御願候也
追而報告ノ際ハ左ノ点線ヨリ切リハナシ報告相成度申添ヘ候
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