ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

加東四国八十八ヶ所霊場巡拝図

2017年04月23日 06時16分23秒 | Weblog
 写真は、加東四国八十八ヶ所霊場の巡拝図です。
 加東四国霊場とは、四国八十八か所霊場を加東郡内(旧加東郡、現在の加東市と小野市域)に写したもので、大正7年(1918)につくられました。もとは、江戸時代に行われていたようですが、明治維新の頃に消滅し、新たにつくられたものです。
 第一番は光明寺(加東市・五峰山)で、加東郡内の真言宗の寺院を中心に121か所(番外を含めて)が結ばれ、仕上げは八十八番持寶院の大師堂(加東市社)となっており、全行程は140キロメートルにもおよんでいます。
 その巡拝図の複写です。著作者は加東郡福田村上田 横山隆暢(加東郡福田村第八十九番屋敷)、発行所は正覚会、大正九年改正とあります。実価金参銭。図には一番光明寺から八十八番大師殿までおおよその地図と地名が記されています。大正時代には、こうした巡拝図を持って多くの人が霊場巡りをしたのでしょう。
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