ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和7年第18回衆議院議員選挙兵庫県第三区ー民政党 高橋守雄の立候補宣言②

2022年03月16日 05時58分23秒 | Weblog
 
 
 昭和7年(1932)2月実施の第18回衆議院議員選挙、兵庫県第三区における民政党から公認候補として立候補した高橋守雄の立候補宣言のつづきを紹介します。何せ長い宣言文ですので、2回のつもりでしたが3回に分けての紹介にして、その2回目です。

然も内閣自ら建国の大義を蹂躙し国軆に対する国民の信仰を傷け、国民思想の悪化を挑発するに至っては何を以てか国政を寄託するに足らんや我等は国民の名に於て速に之を倒壊せざる可からず、惟ふに日新の皇猷を翼賛するが為め、我等の献替すべきもの素より尠からず、万有に超越して国軆の精華を擁護せんと期するは其一なり、歴史を尊び伝統を重んじ文教を興隆し国民道徳を振起して以て皇室中心思想の顕揚に力を致さざる可からず、清治の公明を期するは其二なり、責任政治を確立し政治家の去就進退を明にし政権争奪を排して以て国民参政の実を具現せざる可からず堅実なる経済及財政々策の樹立をするは其三なり日新の大勢に順応して常に産業発展の道を講じ国力の増進を図り以て国民生活の安固を図らざる可からず、満蒙問題の解決を期するは其四なり、隣邦新政権の進展に対し国民一致の援助を与へ、我が権益を確保拡充し進んで日支関係を正道に戻し以て我が商権の拡張に務めざる可からず、各国協調の主義に依って日支の共存共栄を期するは其五なり・・・・つづく
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