ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

五峰の細道-雨風に晒らし男の顔となり

2018年05月05日 06時11分50秒 | Weblog
 加東市下滝野の五峰山光明寺の参道は山腹の駐車場から急な坂を歩いて上って行きます。その参道に入ったすぐの脇に句碑が建てられています。
 昨年の夏にこのブログでも紹介した五峰山の光明寺参道の句碑、「五峰の細道」の一番です。
 「雨風に晒らし男の顔となり」。
 農業一筋に生きてこられた作者の逞しい男の顔が浮かんできそうな句です。その作者を知る方がいつもこの句が好きだと語られます。
 句碑は五峰山中腹の駐車場から本堂までの参道に計72基の句碑が建てられています。作品は、川柳、短歌、俳句で、作者は滝野町内の文芸サークルの会員さんをはじめ、県内外の方も見られます。
 急坂を歩いて上っていく途中に足をとめて一休みしながら、句碑を読み、声に出してまた読んで、その句に込められた作者の思いに共感します。
 四番 「逆らって やっぱり染る 母の色 」。この句を読みながら、参詣者は母親のことを思い出すのでしょう。
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