ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

秋津住吉神社の湯立て神事

2018年05月03日 05時11分10秒 | Weblog
 

 4月29日(日)、「昭和の日」を奉祝する祭りが行われた加東市秋津の住吉神社では、恒例の秋津百石踊りが奉納され、そのようすはこのブログで紹介(4月30日付)しました。その祭りの一つとして、踊りの前に湯立て神事が行われました。
 祠の前に3基の釜が配置され、湯が煮えたっています。釜はそれぞれ、「天災災難除け」、「五穀豊穣」、「恵みの天水」とされ、大喜多宮司がそれぞれの釜に御供米を入れ祈りを捧げます。その後、クマザサの束を持ち、湯の中に入れて取り出し、大きく振りますと、ササの葉についた湯が周囲に飛び散ります。この動作を、宮司に続いて、氏子村の当番区長さん、西戸雨乞い踊り保存会の会長さんがそれぞれの釜で行いました。
 私は「恵みの天水」の湯が顔や頭に降りかかりました。この湯を浴びると、一年を無病息災で過ごせるといういう言い伝えがあり、ほんの何滴かでしたが、浄められたような感じを受けました。
 湯立神事に使われたクマザサを2本いただいて帰りました。このササを玄関に飾っておくと家の厄除け、家族全員の無病息災が約束されると言われているということを以前に佐保神社の宮司さんから聞いたことがあり、さっそく持ち帰り、家の玄関に飾りました。

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