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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年-鶉野飛行場工事人夫供出要請

2016年10月27日 06時16分58秒 | Weblog
 兵庫県加西市にある旧日本海軍鶉野飛行場跡の戦争史蹟整備が進められています。
 鶉野飛行場について、このブログでも何度か取り上げてきましたが、戦時中に飛行場の工事には、社町からも割当に従い勤労動員が行われていました。

 昭和18年(1943)の8月の社町(旧社町、現加東市立社小学校校区域)常会徹底事項の項目の中に鶉野工事に関する件が記されています。
 田植え以降、工事に出る人が激減しており、このままでは軍の作戦に影響が出るので出役に協力するよう呼びかけがなされています。添付されている割当表によれば、社の13人、山国4人の他は各1~2名の割当となっています。
 徹底事項の該当項目は次の通りです。当時の通知文は漢字カタカナ文ですが、常会徹底事項は漢字ひらかな文で書かれています。


一、鶉野工事人夫供出ニ関スル件
 農繁期を境ひとして出役者が一時にどか減りして以来、今月に出役する者が極めて少ない。ために急を要する大切な工事が一向捗取らないといふことは延ひては軍の作戦に及ぼす影響も尠くないので御互に仕事を差繰つて出役につとめませう。各出役割当別紙の通り

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