ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年末-正月用糯(餅)取粉の配給

2016年08月17日 05時45分04秒 | Weblog
 昭和18年(1943)の年末、正月用の餅をつくるために必要な餅取り粉の配当の通知が当時の地区文書に綴じられていました。
 糯(もち)取粉の字が使われていますが、戦中で物資が不足するなか、正月を迎える準備に不可欠の餅つきに必要な餅取り粉も配給だったことがわかります。
 一人当たり3匁(3.75グラム)となっています。小さい頃、12月30日の早朝に母親の実家で餅つきをするので、餅箱を持って行っていたこと、搗きたての餅を一口サイズにちぎって大根おろしにつけて食べた味を今もよく覚えています。


 昭和十八年十二月二十四日
                  社 町 役 場
 社区長殿

     正月用糯取粉配当ノ件

左記ノ通リ配当シタルニ付及通知候也

     記

一、配当量    六貫七〇〇匁
一、基 礎    配給米受給人口
         配給糯米配当者一人ニ付三匁位   
コメント
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