ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

路地の壁

2010年09月22日 05時50分48秒 | Weblog
 加東市社の市街地には、街路から家並の間を抜ける路地がたんさんあります。かつては多くの人々が歩いて通り抜けていった便利な路地。また、子ども達の格好の遊び場だった路地。昭和30年代はじめ、路地の地蔵堂の前に紙芝居がやってきて、5円、10円玉を握って飴を買っておじさんの名調子を聞いた。そんな路地を時々歩いています。
 表通りの賑わい、といっても近年はその賑わいがありませんが、路地は取り残されたように静寂です。しかし、人々の暮らしの息づかいが時を超えて感じられるのは路地です。その路地に面した蔵の壁が崩れはじめていました。とうとう耐えきれなくなったか、と思わず声をかけてしまいそうになりました。
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