ひゃっかんのひとりごと

日常生活の中で感じた事を、防備録の代わりに徒然に。

初代ウォークマンの想い出

2006-01-22 | 日々雑感
ソニー、携帯音楽部門を再編 iPodの牙城崩せず (朝日新聞) - goo ニュース

 私が高校生の頃、初代(カセット)ウォークマンが発売された。大変に興味はあったが、大変高額な(高校生にとっては)事と、録音出来ない物はいらないと思っていた。友人たちはこぞってアルバイトをしながら購入したりし、猛烈な勢いで学校内に広がっていった。購入した友人から拝借し聞かせてもらったところ、びっくりするぐらい音が良かったのだ。
 私自身は家からアルバイトの禁止を言い渡されていたので、アルバイトも出来ず当然購入する事も出来なかったが、興味だけは失せなかった。
 その後音楽大学に入学し、必要に迫られ録音出来るタイプのウォークマンを購入したが、あまり音が良くなくがっかりした。やはりこんな小さい機械に高音質は望むべくもないのかと思っていたが、その後プロフェッショナルウォークマンを購入した時には驚いた。結構リアルな音質なのだ。同じ頃ディスクマンも発売され、そちらも購入したが、高音質に加え「何て便利なんだ!」と思った。
 人間一度便利な物に慣れてしまうと戻れなくなる物で、ポータブルDAT→MDウォークマン(音質には失望した)と移ってきたが、ソニー製品を購入したのはこれが最後で、その後はしばらく再生機器には興味はなくなった。
 その後大分経ってから、AppleからiPodなる物が発表されたが、初代ウォークマンの時のときめきは無かった。だがひょんな拍子から女房の誕生日プレゼントに購入したのだが、一度借りた時に「何て便利で音質が良いんだ!」と単純に感動し、結局自分用のiPodを購入してしまった。
 初代カセットウォークマンから四半世紀、驚くべき進化であるが、人間が音楽を常に欲しているという事に違いはないなぁと思った。
 ソニーよ、もっと頑張ってくれ!

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